台風前夜の江の島 江の島信仰の原点・岩屋 暗闇の中に現れたものは?

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江の島べんてん丸 無念の欠航!

山を2つも越えて(エスカーにも乗りましたが)、江の島の西端、江の島岩屋を目指します。

歩きやすい道ですが、雨の石畳はちょっと滑りそうで怖く、下り階段が続いていて、帰りはこれを延々と上がるのかと考えると、少々うんざり。

本当なら岩屋から江の島べんてん丸という船で弁天橋まで行けるのですが、今日は天候が悪く、残念ながら船は終日欠航です。

せっかくの楽な手段なのに、使えないのがちょっとうらめしい。

さらに歩くと、岩屋の入り口が見えてきました。

天気が良ければ、きっと富士山も見える素晴らしい眺めなのでしょうが、残念ながら江の島べんてん丸が欠航するのも仕方ないかなという光景。

下は稚児ヶ淵で、ここが関東大震災で隆起した場所だと知って驚きました。

夕陽と磯釣りの名所らしく、この日はこんな天気だというのに釣り人がいました(危なくないのかな?)

江の島岩屋とは

江の島岩屋は、長い歳月を経て、波の浸食でできた洞窟です。

宗教的な修行の場、あるいは聖地として崇められてきた岩屋には、あの役小角(えんのおづぬ 役行者)や空海が訪れて修行し、源頼朝も戦勝祈願に訪れたと言われます。

この岩屋は大人500円。開洞時間などは、ホームページをご覧ください。

なお2017年11月1日現在、江の島岩屋と稚児ヶ淵は台風21号の被害により、10月23日(月)から営業を停止しています。

「台風に殺される」地元悲鳴…21号“爪痕”残る江の島 ヨットクラブに電話殺到「おたくで五輪ができるのか」 (夕刊フジzakzakサイトより)

これから紹介する写真は、台風接近前日の10月21日(土)に撮影したものです。

第一岩屋

料金所を出ると、洞窟ギャラリーに江の島岩屋の歴史、浮世絵、地図などがパネルで紹介されています。

第一岩屋は奥行き152mですが、石造物などもあってかなり充実していました。

北条氏と江の島の深い関係

北条時政は江の島で子孫繁栄を祈り、その願いが龍神に聞き届けられたそうです。

北条氏の旗印が三鱗(みつうろこ)なのは、この時端麗な女房に変身した龍神が去るときに落としていった3枚の鱗にちなんでいるのだとか。

洞窟内の池(海水?淡水?)には、与謝野晶子の歌碑もありました。

魚が泳いでいましたが、名前がわかりません。

さらに進むと、手燭を貸してくれる場所がありました。

私は洞窟が好きで、国内外で見学できるところはよく立ち寄るのですが、このような手燭を貸してくれる洞窟は初めてです。

君は風を感じるか

洞窟内には、石仏・石神などが展示されています。

弁天様や龍神の像もありました。

さらに進むと、「富士山の人穴(ひとあな 静岡県富士宮市の溶岩洞窟で、肋骨や乳房のような岩の突起があるためこの名があるそうです)に続いている」との伝説もある第一岩屋の最奥部。

この先は立ち入り禁止だけれど、本当に続いているのか、探検してみたいです。

鎌倉時代、2代将軍源頼家の命令で、富士山の人穴を探検した武将の新田(仁田)忠常は、災難に遭いながらも江の島のこの岩屋から地上に戻ることができたのだとか。

以前見たNHKドキュメンタリー「浮世絵ツアー 大山~江の島名所めぐり」では、岩屋の奥から冷たい風が吹いてきて、それが富士山とつながっているかも?という証拠なのかなという話でした。

私達もできれば冷たい風を感じたかったのですが、残念ながらそれらしい風を感じることはできませんでした。

はっきり解明してほしい気もするし、ミステリーやロマンのままでそっとしておいてほしい気もするし。

悩ましいところです。

江の島と日蓮

最奥部には、日蓮の寝姿石もありました。

日蓮が鎌倉幕府に捕らえられ、龍ノ口の刑場で危うく処刑されかけた時(幕府やほかの宗派を批判したため)、江の島の方角から光が発せられ、処刑は中止になったようです。

隕石でも落ちたのでしょうか? これも不思議な話です。

江島神社発祥の地

別の通路を進むと、石の祠がありました。

ここが、552年(欽明天皇13年)に鎮座されたという「江島神社発祥の地」です。

この年、百済から仏教が伝えられたと『日本書紀』には記されています。

年代はともかく、とても神秘的な雰囲気でした。

幻の江の島花火大会と亀石

第一岩屋から第二岩屋への道です。

鉛色の空と荒波は、凄みのある光景でした。

通路のあちこちに、昨年のふじさわ江の島花火大会の写真が飾ってありました。

この日はもう今年の開催中止が決定されていたのですが、いま改めて去年の写真を見ていると、いつかまた見てみたいなと思います。

荒波にもまれている下の石は亀石と呼ばれており、地元の石材店の先代店主が腕を振るった作品だそうです。

自然にこんな形になったのではないのですね。

第二岩屋 暗闇の奥で待つものは

そうこうしているうちに、第二岩屋(奥行き56m)です。

龍神信仰の江の島らしく、迫力満点の龍が出迎えてくれました。

照明と音響で、おどろおどろしさ満点。

ふとドラゴンボールのシェンロンを思い出してしまいましたが。その龍神を弁財天がおとなしくさせたようです。

やっぱり江の島は、龍神信仰の島ですね。

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