ブラチスラヴァから列車でウィーンへ! シュテファン大聖堂から街を一望

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列車で1時間ほどのブラチスラヴァとウィーン

2019年5月1日(水)、早朝のブラチスラヴァ(スロバキアの首都)観光を終え、列車で隣国のオーストリアの首都・ウィーンへ向かいました。

ブラチスラヴァ早朝散歩 中央駅からトラムでブラチスラヴァ城や旧市街へ

2019年6月20日

ブラチスラヴァ中央駅です。

小さな駅だけれど、この絵画は印象的でした。

10:38発のウィーン行きの切符(1人11.50EUR=約1,400円)。

ブラチスラヴァ中央駅のホームです。首都らしい厳めしさがなく、のんびりしています。

ウィーン中央駅までは、1時間6分。隣国の首都がこんなに近い国も、珍しいのでは?と思いました(下の地図ではグレーの路線)。

天気が良くて、車窓の景色も美しい。

菜の花が、ここでもたくさん咲いていました。

通過した駅。この看板はビアハウスかな?

風力発電機がたくさんありました。環境に対する意識が高そうです。

ドナウ川を渡れば、ウィーンはもうすぐ。

定刻(11:44)通り、ウィーン中央駅(Hbf.)に着きました。

やはり、ブラチスラヴァ中央駅と比べると大きくてにぎやかですね。

ウィーンの便利な駅前ホテル

ウィーンでの宿は、ノヴムホテル・コングレスウィーン・アム・ハウプトバーンホーフという長い名前のホテルです。

ウィーン中央駅の、道路を挟んで向かいにあり、とても便利な場所でした。

ただ、私たちは道路を渡る方法がわからず、地下道から移動したのでちょっとややこしかったのですが、もう少し駅の西側に行けば、道路も横断できるみたい(下はホテルの客室から撮影)。

長女が予約してくれたこのホテル、スタンダードのトリプルルーム(シングルベッド3台)で、1泊16,475円でした。

長女とも無事合流でき、荷物を預けてウィーン街歩きスタート!

シュテファン大聖堂まで街歩き 素晴らしい建築の数々

ウィーンの名所はいろいろあるけれど、長女はウィーンが初めてなので、シュテファン大聖堂に行くことにしました。

ホテルから徒歩で行くと、30分以上かかるのですが、天気もいいし、歩くことに決定。

ウィーンの見どころは、リンクと呼ばれる大通り(街を取り囲む城壁を壊して作った環状道路)の中にある、いわば「旧市街」。シュテファン大聖堂もそこにあります。

ホテルから続くこの道は、旧市街ではないのですが、それでも美しい街並みはさすがウィーン!

ゴシック様式の尖塔が美しいPfarre St. Elisabeth教会。ホテルからも近いです。

これは女帝マリア・テレジアの父カール6世が、ペストの鎮静を祈願して建てたカールス教会です。聖人カール・ポロメウスが、ペストを静める物語が、2本の円柱に刻まれています。

ローマのトラヤヌス帝記念柱をヒントにしたのだとか。道理でどこかで見た柱だなと思いました。

この教会は、バロック建築の傑作だそうです。

ウィーン工科大学です。物理学者のドップラーや、ヨハン・シュトラウス2世(音楽に専念するために中退)などがここで学んだという、由緒ある国立大学。

近くには、パビリオン・カールスプラッツも。

この美しい建物は、元々駅の建物でした。ウィーンおそるべし。

ウィーンにはユニークな建物も多いです。一番驚いたのはこれ。世紀末建築かな?

楽しく歩いているうちに、リンク(環状道路)に到着。ここから北側が旧市街になります。

旧市街の入り口にある立派な建物は、ウィーン国立歌劇場。パリやミラノと並ぶ、世界三大オペラ劇場の1つで、2010年までは小澤征爾さんが音楽監督を務められました。

その北側にあるホテル・ザッハー。ザッハートルテが食べたい!

シュテファン大聖堂の南塔 戦災で壊れた大鐘

やっとシュテファン大聖堂に到着しました。観光馬車もたくさんスタンバイしていますね。

街の中心にそびえる大聖堂は、ウィーンのシンボル。長女の希望で、今日は南塔(上の写真右の塔)に登ってみることにしました。

343段の階段を登らなければなりません。教会の塔としては、世界で3番目の高さだとか。

塔の途中の見張り台まで行くことができますが、階段は狭いし暗いし、ちょっとドキドキしました。

階段の途中には、プンメリンという大きな鐘の写真。

1683年にオスマン・トルコのウィーン包囲があり、そのトルコ軍が残して行った大砲などを溶かして作られたのがこの鐘だそうです

1711年から現在のシュテファン大聖堂の南塔で時を知らせていました。

しかし第二次世界大戦の末期の1945年4月、戦災でシュテファン大寺院にも被害が及び、プンメリンも南塔から落ちて割れてしまいました。

その壊れたプンメリンと、他の壊れた鐘から再鋳造されたのが今のプンメリンだそうです(北塔にあり)。

南塔から市街を一望!

さて、何とか343段の階段を上がり、塔の途中の見張り台に到着。

ここからの、ウィーンの眺めは絶景でした。

屋根の模様が、ここだと間近に見えますね。後でわかったことですが、モザイクでハプスブルク家の紋章・双頭の鷲を描いている個所もあるそうです。探せばよかった。

街の屋根が、とても美しいです。

343段を苦労して上がっただけのことはありました。いい思い出になりました。

シュテファン大聖堂内部へ

次は大聖堂の内部へ。

大聖堂の内陣は、鉄柵の外側までは無料。その奥からは有料区間になっています。

私たちは、無料区間のみの拝観にしました。ゴシック様式の教会らしい内部です。

ハプスブルク家の歴代君主の墓所であり、モーツァルトの結婚式と葬式もここで行われたそうです。

こういう歴史的な背景を味わいながら見学していると、やはりウィーン観光では、シュテファン大聖堂は外せないなと思いました。

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