阪急交通社で行く初めての大台ケ原5 絶景ポイント大蛇嵓とシオカラ谷

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先日(2018年10月21日)、阪急交通社の日帰りバスツアーに参加して、初めて大台ケ原に行きました。

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恐怖の絶景ポイント 大蛇嵓

いよいよBSジャパン『空から日本を見てみようplus』で紹介されていた、恐怖の絶景ポイント:大蛇嵓(だいじゃぐら)へと向かいます。

大蛇嵓の「嵓」の意味ですが、三省堂の『全訳 漢辞解』によると、「切り立った崖」という意味があるとか。

イワクラ(磐座)など、神々が降り立つ場所にも「クラ」が使われています。

こんな恐怖絶景ポイントなのに、怖いもの見たさなのか、かなりの混雑。怖いのと混雑しているのとで、あまり撮影できませんでしたが、気になる方はこちらをご覧いただければ、その怖さ(すごさ)をわかっていただけると思います。

滑りやすく、傾いている大きな岩や、微妙に緩く粗く張られている?鎖などがあり、私のようなバランス感覚の乏しい人や、高所恐怖症の人は、行く(そこに立つ)だけでも大変。

私はとうとう怖くて立つことができず、滑り台状態でした。

何とか最先端まで行くと、こんな景色が待っています!

鎖にもたれたり、ゆすったりする勇気のある人が、何人いるのでしょうか?

大蛇嵓というのは、この鎖のすぐ下にある断崖絶壁のこと。大蛇の頭にも見えませんか?

確かに蛇の頭に見えないことはない! どうしてあんなところに石があるのでしょうか?? 今までに滑落事故はなかったのかな???

もっと紅葉が進むと、大蛇の頭は紅葉に包まれていくそうです。なかなかの絶景!

大蛇嵓の大石だけに注目しなくても、ちょっとほかの方角を見ると、美しい山々の姿が、青空の下にくっきりと見えました。晴れていてよかった!

シオカラ谷吊り橋へ

23人のメンバーが、2手に分かれて大蛇嵓での写真撮影などを楽しんだ後(行列ができていました)、再び出発。

足元が悪い、急な下り坂をひたすら進みます。私の大嫌いな道。

どこまで下るんだろう? 下ったら上ると聞いているのですが、とにかくやたらに下りました(帰りの上りが心配)。

購入したトレッキングポールのおかげで、何とかメンバーにかろうじてついていける状態。購入しておいて、本当に良かった!

やがて水の音が聞こえ始め、皆に遅れないように必死で歩いていくと、吊り橋に出ました。

シオカラ谷の吊り橋です。

この谷には、シオカラトンボがたくさんいたため、この名がついたと言います。

この日はシオカラトンボは見ることができなかったのですが、今でもいるのかな?

吊り橋自体は、そんなに怖くなかったので、一安心です。

吊り橋を渡ったところで、最後の大休憩。

休憩場所でみかけた倒木。まだ新しそうですね。かなり立派な木だったのかな?

今年の台風が原因? 今も森林は破壊されているのです。

シオカラ谷が、立ち枯れの木々の林にならないよう、祈るばかりです。

ハードな上り坂もゆっくりペースで

シオカラ谷で休憩した後は、ひたすら上るだけ。また1段の段差が大きい!

疲れがいい加減たまっているので、上りもなかなかしんどい。でも登山ガイドの平加(ひらか)さんは、ゆっくりペースで上ってくださいました。

小休憩した場所の紅葉が、とてもきれいに見えて、私たちを慰めてくれました。

あともう少しで、駐車場。この階段はどこまで続いているのかな?

階段の下で笑顔で映っておられるのが、メインガイドの平加さんです。

休憩するときには必ず山側で待つ(谷側で休憩すると、滑落の危険がある)など、厳しい山のルールを教えてくださったりもしました。ありがとうございます。

必死で頑張って登ったおかげで、なんとか駐車場にたどり着いたのが15:50頃。

入山したのが10:50なので、やはり所要時間5時間コースでした。

途中、トイレに行く必要がなくて本当に良かった!

大台ケ原&大淀町のお買い物タイム

ビジターセンターのある駐車場には、トイレのほか、土産物屋もありました。

ここで20分ほどトイレ&お買い物タイム。

マイカーのない観光客のために、路線バスも走っています。

でも本数が少ない!ぼーっとのんびり歩いていると、帰りのバスに乗り遅れそうです。

やっぱりバスツアーで来るのが、一番確実なのかもしれません。

帰りは、往路と同じ道を戻ります。

夕日が輝き、山々の稜線もよく見えて、素晴らしい景色が眼前に広がっていました。

柿の葉すし本舗(葛城店)で最後のトイレ&お買い物タイム(15:55~18:20)。

柿の葉寿司を、試食させていただきました。

途中あまり渋滞もなく、JR梅田駅に到着したのは19:30頃。

普段山に登らないので、帰宅後3日間ほど筋肉痛に悩まされましたが、雨の多い大台ケ原で素晴らしい好天に恵まれ、普段できない体験をすることができました。

登山ガイドの平加さん、山本さん、添乗員の中林さん、運転手の西口さん、どうもありがとうございました。

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4 件のコメント

    • お読みいただきありがとうございました。少し怖かったですが、楽しいハイキングでした。

  • 突然すみません。大台ヶ原と投入堂どちらが感覚的にきつかったか教えていただけると助かります。大台ヶ原は何度か歩きました。今度投入堂のツアーに参加申し込みしているものの、年齢的にどれだけきついのか不安があり…
    ちょうど両方に行かれた方の体験記があり楽しく読ませていただきました。大台ヶ原と比べると投入堂の方がかなりきついでしょうか?

  • はじめまして。コメントありがとうございます。単純に考えれば、大台ケ原の方が歩く距離が長く、時間がかかるので大変です。ただ、人によって苦手ポイントは様々だと思います。投入堂ではよじ登ることが多く、「馬の背」「牛の背」というバランス感覚が必要な箇所もありました。登山用スティックは使えません。一方大台ケ原ではスティックは使えますが、足元の悪いゴロゴロ道や急な下りなどが続き、最後の登りも距離があって、私には大台ヶ原の方がハードに感じられました。

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