「牧野博士の新休日」に合わせた無料シャトルバス
前回、安芸市の観光名所の1つである三菱創業者・岩崎弥太郎の生家を紹介しました。
この時はJR安芸駅からタクシーを利用したのですが
今年(2023年)はNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』の効果か、安芸市が観光に便利な無料シャトルバスを運行するとのこと。高知県観光博覧会「牧野博士の新休日」の開催に合わせて運行されるそうです。
この無料シャトルバスで、岩崎弥太郎の生家にも行くことができます(「歴史民俗資料館前」下車 徒歩22分)。時間帯によっては、始発の「安芸球場」から乗車する方が接続がいいかもしれません。その場合列車は、「安芸駅」でなく「球場前駅」で降りてくださいね。
岩崎弥太郎の生家近くの隠れた名所・野良時計
岩崎弥太郎の生家見学を終え、タクシーで安芸駅へ戻った時、タクシーの運転手さんが面白い場所へ案内してくれました。
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それが「野良時計」。家ごとに時計のなかった明治の中頃、土地の旧家で地主であった畠中源馬氏が自分で時計組み立ての技術を身につけ、歯車から分銅まで手づくりで作り上げた時計台だそう。
札幌時計台にも負けない見事な時計台ですが、原型は、当時畠中家の台所にかかっていた八角形の米国製の掛時計。
あの牧野富太郎博士も、初めて見た時計に興味を頂き、内部構造を知りたくて分解してしまいましたが(元には戻せなかった)、畠中源馬氏は台所の時計を何度も分解しては組み立てて、時計の構造を学んだそう。
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周辺で農作業をしていても子の時計台で時間を知ることができるため、「野良時計」として今も多くの人々に親しまれています。とてもほのぼのする話でした。
この場所はJR安芸駅から徒歩だと20分ほどですが、無料シャトルバスだと「野良時計前(溝ノ辺公園)」で駅から5分ほど。時間が合えば利用してくださいね。
無料シャトルバスで行きたい場所・伊尾木洞
朝の連続テレビ小説『らんまん』のオープニング・神木隆之介くん演じる槙野万太郎が、新種の植物と出会う谷間が、とても幻想的な場所でした。
てっきり今はやりのCGで描いた場所だと思っていたら、なんとれっきとしたロケ地!
それが安芸市の伊尾木(いおき)洞。この看板の地図の右下にあるのがわかりますか?
![](https://i0.wp.com/reki-tabi.com/wp-content/uploads/2023/04/IMGP3031.jpg?resize=512%2C341&ssl=1)
洞窟は周辺が海だった頃、波の浸食により出来た洞窟で、洞窟を一歩抜けるとシダに覆われた渓谷が約400mも続くという、とても神秘的な雰囲気なのだとか。
無料シャトルバスならJR安芸駅からわずか25分。もし安芸市に立ち寄る機会があったら行ってみたいですね!
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