珍しい地名から、城下町の様子がわかる
2024年9月28日(土)、金沢旅行2日目に金沢21世紀美術館を見学し、
お堀通りを歩いて、金沢城の石垣や石川門、前田利家公銅像に感動した私たちは
ひがし茶屋街に向かう途中、面白い地名を見つけました。
「味噌蔵町」と書かれています。後で調べたところ「味噌蔵町(みそぐらちょう)」という地名は、加賀藩政初期から続く由緒ある名前だそう。
この辺りは武士たちが居住するエリア(武家地)で、軍用の味噌を貯蔵する蔵があったことに因んでいました。味噌って戦争の際は大事な兵糧になるとは知っていましたが、武家地で作られていたんですね。
地名の由来を記した石碑もあり、昔からの地名を大切に守ろうとしているなと感じられました。
老舗もあればユニーク自販機も!
味噌蔵町からひがし茶屋街方面に進んでいくと
加賀藩の御用菓子司として、390年の歴史を誇る和菓子の老舗「森八」の本店がありました。
4月にひがし茶屋街を訪れた時には、「森八 ひがし三番丁店」で休憩したので
今回は前を素通りしたのですが、よく考えたら、この店の名物(金沢銘菓)の「長生殿」という落雁をまだ食べたことがないのに気が付きました。次に金沢に行く機会があったら、ぜひ買わねば。
伝統的な老舗もあれば、ユニークな自販機もありました。思わず二度見してしまったこの自販機には、「うな蒲ちゃん」と書かれています。一体なんだろう?
調べたところ、世界で初めてカニカマを発売した株式会社スギヨ(ルーツは能登半島の七尾)が近年開発した、石川県発のうなぎ風蒲鉾・「うな蒲ちゃん」の自動販売機だったのでした。多分全国でここだけ。世界に1つしかない自販機です。「うな蒲ちゃん」の他、「うな蒲ちゃんわっぱ飯」や「うな蒲ちゃんおにぎり」もあるそうで、これも今回、前を素通りしてしまいましたが、次回のお楽しみと言うことにしましょう。
混雑もやや収まっていたひがし茶屋街
やっとひがし茶屋街に到着です。
前回4月に訪れた時は、とにかく人が多かったのですが、9月下旬は特にイベントもないし紅葉もまだなので、そんなに混雑していなかったのでラッキー!
以前は「カフェ難民」になりかけていましたが、今回は待ち時間なしで、
「久連浪(くれは)」というカフェに入ることができました。
長女が選んでくれたのですが
2階がお座敷になっていて、町並みがよく見えました。
抹茶ソフトクリーム(550円)、抹茶だんご(660円)、抹茶クリームぜんざい(990円)と、今回全て抹茶尽くしで注文してみました。しっかり休憩できて、眺めも良くて、抹茶スイーツもなかなか美味しい。
混雑緩和のおかげで、しっとりした雰囲気の写真も撮影できて良かったです。
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