吉野山の名物と言えば、春の桜と柿の葉寿司。
でも有名店を中心に、桜の時期には行列が出来ていました。
もう少し簡単に、かつスピーディーに食べられる屋台の食べ物を中心に、この春訪れたときに気になったものを紹介してみようと思います。
春でも柿が売っていた!
私は柿が大好きです。
柿は秋の食べ物なので、正月を過ぎると食べられないと思っていました。
ところが最近は(値段が高いけれど)春でも柿を売っている店があるそうです。
吉野山でも、生の柿、干し柿、少し柔らかめのつるし柿、そして食べ歩き用に小さくカットされた柿まであって、至れり尽くせり。
今回は同行者の反対で買えませんでしたが、今度は是非買いたいです。


最近人気の焼きタケノコ
前回吉野山を訪れたときには気がつきませんでしたが、今年の春に人気だったのが、「焼きタケノコ」を売る屋台。
タケノコを醤油で味付けして、串に刺して売っているのですが、春の季節感があってとても美味しかったです。

写真はありませんが、しいたけステーキや串こんにゃく、草餅やちりめん山椒も、山里の素朴さがあっていいなと思いました。
鮎の塩焼きに、ライバル登場
昔から吉野山でよく食べていたのが、鮎の塩焼き。
今年も屋台で見ることが出来ました。
でも同行者に言わせると、「昔と比べて鮎が小さくなったような気がする」とのこと。
金峯山寺(きんぷせんじ)仁王門のそばの屋台でも、昔は売っていた記憶があるのですが、今年は鮎は売っていませんでした。
ロープウェイ吉野山駅近くに、鮎の塩焼きを売る店があります。
昔からある店で、今年はここで鮎の塩焼きを食べました。

でも鮎よりも、その隣で焼かれていたアマゴの方が値段が高くて魚も大きく、お店の人も勧めていました。
「清流の女王」と称えられる鮎に、強力なライバルが登場したのでしょうか。

謎の飲み物・電球ソーダ
今年春の吉野山で一番気になったのが、「電球ソーダ」という飲み物。
余り出歩かないせいか、初めて見ました。
「電気ブラン」という、明治時代に登場したハイカラなカクテルを連想させる名前です。
ちょっとレトロな気分にもなりました。
でも聞き慣れない名前のせいか、何だか怪しい雰囲気もあります。

後で気になってネットで調べたところによると、韓国で誕生した飲み物で、インスタグラム等に掲載するのが大流行しているのだとか。
飲み物が入っているのは光る電球。色も赤・青・黄色などとてもカラフル。
日本には、昨年秋に上陸したそうでした。
自宅近くの神社のお祭りでも、そのうち目にする機会があるかも知れません。
清酒やたがらす
桜を見ながら花見酒、というわけで、地酒のやたがらすを飲みました。
後で分かりましたが、私達が訪れたのは「やたがらす 吉野山店」という期間限定の店(3月25日~4月23日)。
清酒(辛口)と濁り酒(甘口)の中から選べ、容器も100円アップすると枡に入れてもらえます。
私は清酒の枡酒を注文したのですが、普通に注ぐ、縁までぎりぎりに注ぐ(枡はお盆に置いて出される)あふれるほど注ぐ、という3種類の注ぎ方が選べます。
どのタイプを選んでも料金は同じ600円ということで、縁までぎりぎりに注いでもらいました。

木の香りがしてとてもおいしかったです。
枡は袋に入れて持ち帰ることが出来ました。
桜アイスクリーム
今年は2回バスツアーに参加して、春の吉野山を訪れましたが、2日とも春にしてはとても暑く感じました。
そんなときによく売れるのが、桜アイスクリームや桜ソフトクリームです。
桜アイスクリームの方が50円安かったので、桜アイスクリームにしました。
上品な甘さと塩味が絶妙で、やはり桜の時期に食べると、よりおいしく感じられました。

吉野山にモスバーガー進出!
吉野山にモスバーガーがあったのにまずびっくり!
ネットで調べてみたところ、やはり皆さん衝撃を受けておられるようで(「都市伝説」という声もありました)、写真もたくさん紹介されていました。
特にインパクトがあったのが、スタッフの女性が掲げていた黒板に書かれたメッセージ。
「桜の下でモスしよう」

これを最初に見たときに、私はうっかり「桜の下でモスでしょう」と読み間違えてしまい、
いくら美味しいモスバーガーでも、上から目線で決めつけているの?と驚いてしまいました(モスバーガーさん、ごめんなさい)。
手作り感満載の黒板メニューもとてもかわいかったです。
なんだか年々進化しているような、吉野山の食べ歩き事情でした。
次に行くときが楽しみです。
コメントを残す