個人旅行のバイブルともいえる老舗ガイドブック『地球の歩き方』には、ストラスブールでは雰囲気のいい旧市街のホテルがお勧めと書いてありました。
でも私達は列車で移動するので、交通の便のことを考えると、駅前のホテルが選択肢に入ってきます。
ストラスブール駅の駅前には、気持ちよさそうな芝生の広場があり、その周囲にたくさんホテルが並んでいました。
その中の1軒、ル・グランド・ホテルを私達は予約しました。
正面建物の左側です。
外見だけを見ると、周囲の街並みともよく調和し、少しクラシックな印象も受けますが、内部は予想を大きく裏切ってくれました。
モダンな内装のロビー
このホテルのチェックインは14:00からで、私達が到着したのは13::20くらい。
15分ほど待てば部屋の用意ができるというので、ロビーで待たせてもらいました。
このホテルもそうでしたが、フランスのホテルでは、キャンディーをフロントに置いているところが多いです。
私達も部屋に入れるのを待っている間に、少しいただきました。
このキャンディーは、いざという時の非常食として、とても重宝しました。
ロビーは広くて、とてもモダンな内装です。
飾られている絵画がどれも皆、個性的で現代風。
ロビーのテレビからは、大統領選に向けての盛り上がりが放映されていました。
でも不思議なことに、この旅行では、街中であまり選挙戦の熱気を感じませんでした。
ポスターも、ルペン氏の1枚しか見なかったし。
どこで選挙運動をやっていたのかな?
エレベーターと階段が個性的
このホテルで特徴的なのが、斬新なデザインの階段とエレベーター。
エレベーターはガラス張りのパノラマエレベーターで、エレベーターホールとその周囲にあるらせん階段が、面白い空間を作っていました。
シンプルなのになかなかお洒落だと思いました。
非日常性の華やかさもある、柔らかで無限の広がりを持つような場所です。
エレベーターはルームキーを差し込まないと作動しないシステムで、それに気付かないといつまでも動きませんでした。
室内の様子
トリプルで予約したので、部屋は十分な広さでした。
モノトーンでまとめられた、シンプルで上品な内装です。
コーヒーや紅茶も、インスタントですが用意されていました。
バスタブが付いていたのもありがたかったです。
長時間フライトの疲れが取れました。
今回の旅行で、バスタブがついていたのは、このホテルだけでした。
窓から見えた兵士達のパトロール
窓には小さなベランダもあり、ストラスブール駅や街並みがよく見えました。
ぶらぶら15分ほど歩くと、見どころの多い旧市街へも出ることができます。
トラムを利用すれば、もっと早く移動できるようですが、今回はすべて徒歩移動で大丈夫でした。
翌日朝、駅の方を何気なく見ていたら、兵士が4人一組になって、駅周辺をパトロールしている様子が見えました。
フランスでは先月21日(金)に、パリのシャンゼリゼ通りで警官を狙ったテロ事件が発生し、大統領選前ということもあり、警戒が厳重なのでしょう。
これ以外でも今回の旅行では、警官や兵士達のパトロールを、時折目にする機会がありました。
余談ですが、トルコ航空がパリに到着したとき、シャルル・ド・ゴール空港のボーディングブリッジ(空港側出口)に警官が3人いて、パスポートをチェックされました。
降機してすぐにパスポートをチェックされたことなど、今まで一度もありません。
昨年末はパリ経由でニースに向かいましたが、パリで降機しても特に何も無かったので、私が経験した中では、今回が最大級レベルの警戒体制でした。
朝食は文句なし!
今回の旅行で、ホテルの料金に朝食が含まれていたのは、このホテルだけでした。
フランスのホテルの朝食は、どこもパンが美味しいように思えます。
このホテルもパンが温かくて、美味しくて、家族全員大喜び。
料理や飲み物の品数もなかなか豊富で、選ぶ楽しみもあります。
スクランブルエッグや白いソーセージなど、温かい料理もありました。
ストラスブールはドイツと国境を接するアルザス地方の都市ですが、白いソーセージは、ドイツの影響を感じさせました。
ホテル代はトリプル1室14,320円プラス滞在税。
4カ月前にhoterea.comで予約した料金です。
コストパフォーマンス的にも満足できました。
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