旅行中にないと困るもの
泊まりがけの旅行に行くときは、何か忘れ物をしているようで、家を出た後いつも不安になっています。
「生命とパスポート、航空券とホテルのバウチャー、常備薬、それに現金やクレジットカードさえあれば何とかなる」というのが私のポリシー。
でも実際問題、他にもないと困るものはたくさんあります。
たとえばガイドブック。
今でもスマホが余り自由に使えない海外では、ガイドブックはないと困りますね。
最近ではそれに加えて、スマホやカメラの充電器、変換プラグ、カメラのSDカードなど、デジタル関連の付属品が大事なアイテムになりました。
直射日光に弱い私にとっては、サングラスや日焼け止めも譲れない持ち物です。
海外旅行に行く場合は、機内で何かと書類を書くので筆記用具も手荷物にないと不便かな?
初めて行く国だと、ちょっと対策が必要かな?と思う時もありました。例えばスリランカ。
最近の書類や地図、それにホテルの常備品は文字が細かいので、眼鏡や老眼鏡、ルーペなども、ないと困る人が多いでしょう。
品物によっては、海外で調達できる場合もあります。
たとえば老眼鏡は、日本の「百均」タイプの店があれば、比較的安い値段で購入することも可能です。
でも今回の旅行では、もっと別の、大切なものを忘れてしまったのです。
スーツケースの鍵がない! ストラスブールで顔面蒼白
さて、今回のフランス旅行で最初の目的地ストラスブールに無事到着。コルマールへの日帰り旅行も終えて、再びストラスブールのホテルに戻りました。
ホテルの室内で、少し厚めの上着を出すべくスーツケースを開けようとしたら、いつもスーツケースの鍵を入れている財布の中に鍵がない!
顔面蒼白になって、貴重品入れのショルダーバッグの中身を全て引っ張りだし、落ち着いて再度確認したものの、見つかりません。
次の移動時間も迫っているので、このときは仕方なくそのままホテルを出ましたが、嫌な予感がひしひしと襲ってきました。
今回の旅行は、職場から帰ってから出発するまでとても慌ただしかったので、もしかしたら、スーツケースの鍵を、家に忘れてきたのではないだろうか?
このスーツケースには、私と夫の衣類(寒さ対策用含む)、旅行中のお茶やお菓子(いざというときの食事代わり)、予備のカイロなどが入っていました。
洗面セットはトルコ航空でもらったし、寒さと空腹さえ我慢して、下着は現地調達すれば大丈夫と、夫も理解を示してくれます。
以前中東旅行したときには、1週間ロストバゲージという目に遭ったこともありました。
でも可能であるならば、スーツケースを開けたいのです。
LINEで留守番の家族に問い合わせると、やはりスーツケースの鍵は、自宅のテーブルの上に置かれたままでした(痛恨のミス!)。
どうにかして、スーツケースの鍵を開ける方法はないものでしょうか?
ネットで検索! スーツケースの鍵を開ける方法
仕方なくネットで検索してみると、意外とスーツケースの鍵で困っている人はいるものでした。
一番確実そうなのは、ホテルのフロントに相談し、(費用は高そうですが)鍵の専門家を紹介してもらうという方法。
しかし夫が大事になるのを嫌がり、娘にフロントで尋ねてもらっても、このホテルの近くにそういう店はないみたいで、いい回答は得られませんでした。
ホテルのフロント係の女性は、「そういう場合は、ボールペンのペン先で破壊する」と教えてくれ、ボールペンまでくれました。

でも何度やってみてもうまくいきません。
どうやらこれは、ジッパータイプのスーツケースでの解決策のようでした。
私達のスーツケースは、シリンダータイプの鍵。
このタイプの鍵を開ける方法として、
- 安全ピンで鍵穴をくすぐる
- はさみやドライバーなどを鍵穴に突っ込んで、思い切り回して鍵を破壊する
という方法がネットで紹介されていました。
ホテルで安全ピン(ソーイングセットの一品)とはさみを借りて挑戦しましたが、不器用なのと、力が無いのとで、これもだめ。

2本のヘアピンを使ってピッキングするという動画も、Youtubeにアップロードされていました。
早速ストラスブールのスーパーでヘアピンを購入して真似しましたが、やはりだめ。

右手の親指に、水ぶくれまで、できる始末です(二次災害)。
ネットでも、「練習が必要かも」と書かれていたし、生来不器用なので、どう考えてもピッキングの素質はありません。
潔く諦めて、不足物を現地で調達したり、娘に恵んでもらったりして、無事4泊5日を乗り切りました。
これだけ鍵穴を破壊しようとしたから、鍵穴が変になっていたらどうしようと心配でしたが、家のテーブルに置き忘れていた鍵で、無事にスーツケースは開きました。
さすが日本のACE社製ピジョール!セキュリティー対策は万全でした。
皆様も、大切な旅行の際には、スーツケースの鍵を忘れないで下さいね。
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