マルセイユの旧港には、魅力的なショッピングスポットがたくさんあり、たとえ買い物はできなくても、見ているだけで楽しい場所がたくさんありました。
旧港の魚市
リヨン湾に臨むマルセイユは、古代ギリシア人により植民され(世界史で学習しました)、港町として発展した、南仏プロヴァンス地方の中心都市です
現在はフランス第2位の人口を誇る大都会で、観光都市というよりは商業都市という側面が強く、港町なので下町っぽく、移民も多数流入するので治安が悪いという話はよく聞きます。
日本でいえば大阪市と神戸市を足したようなイメージでしょうか。
そんな大都会なのに、まだまだ旧港には漁師さんも多く、取れたての魚が売られていました。
私達みたいな通りすがりの観光客は無理だけど、地元の人たちや、長期滞在&自炊の観光客なら、こういうところで食材を調達するのも1つの選択肢です。
そういえば、マルセイユの名物料理・ブイヤベースは、毎朝水揚げされる小魚類の売れ残りをごった煮にしたものが始まりなのだとか。
元々は、海から戻った漁師さんたちの体を温めるための魚のスープだっだそうです。
実はブイヤベースという料理を食べたことがなくて、一度は食べてみたいなと思うのですが、旧港にあるレストランで、行きかう人々を見ながらブイヤベースを食べるのは、次回へお預けです。
旧港のクリスマスマーケット
旧港のそばには観覧車やクリスマスマーケットもありました。
クリスマスマーケットはとても楽しそうなので、覗いてみました。
かわいらしい屋台や商品を見ていると、わくわくしてきます。
これは手作りのお菓子でしょうか。
カリソンというのは、プロヴァンス伯爵領の首都として栄え、画家セザンヌの故郷であるエクス・アン・プロヴァンス(マルセイユの近郊)の有名な郷土菓子だそうです。
特産のアーモンドとメロン、その他さまざまなフルーツを混ぜた生地を、砂糖と卵白でコーティングしています。
花びらのようで、とても可憐なお菓子でした。
マルセイユ石鹸
マルセイユといえば、石鹸がお土産の定番。
オリーブオイルの一大産地であるプロヴァンス地方では、中世のころから石鹸づくりが盛んで、17世紀にはマルセイユは高級石鹸の生産地として、ヨーロッパ中に知られるようになりました。
ところが「マルセイユ」の名を冠した粗悪品(動物性油脂を使用)も出回るようになったため、当時の国王ルイ14世が「オリーブオイル以外の油の使用を禁ずる」という命令を発布。
違反者には厳しい処罰が課せられたため、生のオリーブオイルが豊富に入手できるプロヴァンス地方に石鹸産業が集中していったのです。
色とりどり、形も様々の可愛い石鹸は、値段も手ごろでお土産にも最適です。
5ユーロで、石鹸詰め合わせを1つ購入しました。
ラベンダーグッズ
プロヴァンス地方は、世界有数のラベンダー生産地で、ラベンダー畑の絶景を見るために多くの観光客が訪れています。
そのためラベンダーグッズが多く、マルセイユのクリスマスマーケットでもたくさん売られていました。
やはり一般的なのは、ラベンダーの匂い袋です。
この匂い袋も、1つ5ユーロとお手ごろだったので、お土産用に購入。
石鹸も、匂い袋も、南フランスらしくてとても喜ばれました。
買ってよかったです。
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