台湾東部の歴史に触れる旅へ出発!
7月16日(日)の台湾観光のメインは、花蓮市の馨憶精緻(しんいせいち)民宿が主催する、タロコ渓谷歴史探訪1日ツアーです。
民宿のご主人(日本人男性)が案内してくださるツアーで、日本統治時代の歴史散策ができるというのが大きなポイント。
台湾東部だけでなく、台湾島全体の地形的・人文的説明に力点が置かれているようで、とても勉強になりそうです。
「体感!グレイトネイチャー」シリーズの「“怪速”! 大隆起の絶景 ~美麗島 台湾~」という番組を依然見たこともあり、台湾の地質的な話がとても楽しみになりました。
私達3人の他、同じくこの民宿の宿泊客Tさまご夫妻、そして民宿のご主人片桐さん、計6人で、9時に民宿を出発しました。
台湾のペットボトル飲料は、砂糖入りが基本
この日は晴れて、暑くなりそうだったので、私達は朝食の買い出しに行った際、コンビニで飲み物を買っていました。
日本でよく見かける緑茶もありましたが、どうせなら、台湾ならではのものも購入しようと思いました。
それを車内で飲んでみると、日本の緑茶以外は、すべて砂糖が入っていたのでびっくり。
しかも変な日本語が書かれていたりします。
台湾だけでなく、東南アジアやインド、イスラム諸国など、暑い国では砂糖入りの甘い飲料が好まれていますが、砂糖は体を冷やす効果があるのだとか。
それでもやっぱり、砂糖入りの飲み物は、カロリーが気になりますね。
花蓮の朝市と石玉回転噴水
私達の車は、日曜日の朝に朝市が行われているエリアを通り過ぎました。
今回は車窓から眺めるだけですが、地元の野菜や特産品が商われている市を見るのは大好きです。
またしばらく進むと、面白い形の噴水を発見。
花蓮はタロコ渓谷に近いこともあり、大理石の名産地なのですが、それをアピールしようと、回転する石玉の噴水を作ったのだと、ご主人から聞きました。
百聞は一見に如かずなので、YouTubeにアップロードされていた動画も、引用させていただきました。
ただご主人の話によると、この噴水を動かすのに膨大な電気料金が発生するので、差し障りのない時には、電気代節約のため噴水を停めていることもあるようでした。
七星潭(しちせいたん)で、朝の青い海を満喫!
さらに北に向けて走ると、とても美しい、コバルトブルーの海(太平洋)が見えてきました。
4年前、初めて夫婦で台湾を訪れた時、少しの間ご一緒した横浜の若い男性から、台湾東部は自然がたくさん残っていて、海がきれいだという話を聞いていたのですが、聞きしに勝る美しさでした。
この辺りが七星潭風景区と呼ばれるエリアで、海岸が弧を描くように広がっています。
元々この辺りには、小さな湖(潭)が散在していましたが、空軍基地建設のため、日本統治時代に埋められてしまいました。
夜になると上空に、見事な北斗七星が顔を出すので「七星潭」と名づけられたようです。
日本統治時代に造られたトーチカの残骸も、残っているようでした。
近くには、日本統治時代の鰹節工場を改築した、七星潭紫魚(カツオ)博物館があり、鰹節に関する様々な展示を見せてくれるのだとか(今回は時間の都合で見学できませんでした)。
ここで最初の見学&写真撮影タイム。
この海の色は、午前中が特に美しいということです。
背後に見えている山並みは中央山脈です。
このヤシの実は遠い島より流れ着いたのではなく、夜市でジュースを飲んだ残りかすのようですが、海と一緒に撮影すると、また風情が出ます。
海辺を散策している私たち以外にはあまり人もおらず、こんな美しい海岸なのに、もったいないなと思いました。
でもこの海岸は遠浅ではなく、急に深くなっているため、泳ぐことはできません。
天候によっては、人を飲み込むほどの急な高波が起こることもあるようです。
また、日本の「白砂青松」というイメージとは異なり、個々の海岸の砂は白くありません。
黒い石が多くて、昨年の冬休みに行ったニース(フランス)の海岸に似ていました。
迫力ある着陸シーンを堪能!
この建造物は、近くにある花蓮空港の進入灯です。
この空港は軍民共用空港で、灰色の戦闘機が駐機しているのも車から見えたし、ものすごい爆音も聞こえるし、ご主人も、戦闘機が離陸するのではないかとおっしゃっていました。
娘や夫は戦闘機に興味はなく(私は少し興味あり)、海辺を散策していたら、突如何かが近づいてくる物音が!
偶然娘がスマホで動画撮影をしていたところだったので、決定的瞬間(?)を撮影することができました。
戦闘機ではありませんが、エバー航空の子会社・ユニー航空台北発の便が、9:40に着陸する現場に出くわしたのでした。
こんなに間近で、飛行機の着陸シーンを見たことがなかったので、大感激です。
ご主人がベストの時間帯に連れてきてくださったおかげで、いい経験をすることができました。
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