クアラルンプール国際空港2(Kila2)体験記

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クアラルンプール国際空港2(Kila2)とは

クアラルンプール国際空港敷地内に2014年5月に開港した、新しいターミナル。

LCC専用で、そのほとんどをマレーシアに拠点を置くエアアジアが占めています。

最近では、今年の2月13日に北朝鮮最高指導者の異母兄・金正男氏が暗殺された空港として、すっかり有名になってしまいました。

資産家として有名な正男氏だったけれど、マカオに行くのにはLCCが便利だということで、このKila2の自動チェックイン機を操作しているときに襲われたそうです(決してケチっていたわけではなさそう)。

襲撃場所って、一体どのあたりなんだろう?

かなり広くて、あちこちに自動チェックイン機がたくさんあります。

朝6時というのにかなり賑わっていました。

LCCにクレームはつきもの?

私達はこの空港で、昨日台風5号の影響と機材繰りで大幅に遅れたエアアジアの関空~クアラルンプール便の遅延証明書を取りました。

台風5号に翻弄されたエアアジア 関空~クアラルンプール便

2017年8月15日

今回のスリランカ旅行で利用するイーツアーズの岡部さまが、もしかすると昨日のホテル料金が、一部返金されるかもしれないというので、一か八か証明書を取ってみようと思ったのです。

教えられたサービスカウンターに行ってみると、質問がある人やクレームを申し立てる人で、朝早くからなかなか大変そうでした。

しかも乗客のクレームは、昨日の関空とは比較にならない激しさです。

カウンター内のスタッフも慣れているのか、男女とも毅然とした応対で、「ならぬものはならぬ」という雰囲気でした。

LCCの低価格路線は飛行機利用客の裾野を広げたけれど、乗り慣れない人も多いから、トラブルやクレームが多発するのかもしれません。

すごいのは、乗客もスタッフも、すべて英語で応対していること。

彼らのすべてが、英語が母国語とは限らないだろうに、すごいなと思いました。

私達の方は無事に遅延証明書を入手でき、画像をイーツアーズに送れば手続き完了(結果は来月判明)。

追記:19日にイーツアーズから連絡があり、68USドルが返金されることとなりました。よかったです。

ミールクーポンをゲットせよ!

遅延証明書を入手した私達が、次に何気なく見つけたのが、プラザ・プレミアム・ラウンジ

どうせ空港会社のラウンジでハードルが高いんだろうな(それにしてはLCCに空港ラウンジというのも変)と思っていたら、娘がさっさとラウンジに入っていき、英語で一生懸命訴えてくれたのです。

私達は昨日のエアアジア関空~マレーシア便の遅延のため、エアアジア提供のホテルに宿泊できたけれど、ホテルが遠すぎて早く出発せねばならず、朝食が食べられなかったのです。

同じ条件でもっと空港に近いホテルに宿泊できた人達は、ゆっくり朝食を食べることができるため、私達は不利だから、ラウンジの軽食を食べてもいいかというようなことを訴えてくれました。

するとラウンジスタッフが、ここで頼めと教えてくれたのが、昨日振り替え搭乗券やホテルを手配してくれた、乗り継ぎサービスカウンター。

手荷物検査場を逆走するような、ちょっと勇気の必要なルートを通ってサービスカウンターに行き、ここでも娘がかなり英語で粘った結果、無事にミールクーポンをゲットすることができました。

なお、エアアジアQ&Aサイトでも、乗り継ぎ便の遅れで宿泊の必要が生じた場合は、エアアジア側が、食事、宿泊場所、宿泊場所までの交通手段を用意し、その費用を支払うと書かれていました。

私達は全然そのことを知らず、多分コロンボ便の機内食が出るだろうから、朝食はそれで済まそうと思っていたのですが、娘は、主張すべき点はどんどん主張しないと、エアアジアは何もしてくれないと教えてくれました。

まだまだグローバル化に対応できていません。

朝はトーストの香りから

ということで、15リンギット(約375円分)のミールクーポンを合計6枚入手し、4枚は娘が非常食(というか夕食用)のお菓子を大量購入し(水も)、2枚で朝食を購入しました。

予算内で購入できたのが、このトーストセット2人分。

蜂蜜やバターを使ったマレーシアの伝統的なトースト(右)と、桜でんぶの魚の代わりに肉を使用したフロストースト(味と香りと触感が、するめのような感じでした)で、フロストーストはシンガポールの料理なのかもしれません。

卵は温泉卵で、1人分2個という気前の良さ。

ありがたく3人で分けて食べました。

手荷物検査が何度もある(液体注意)

この空港は、金正男氏の事件があったためか、それともイスラム過激派を警戒しているのか(ムスリム人口も多い)、はたまたこれが世界の国際線搭乗のセキュリティーの常識なのか、とにかく手荷物検査が多いなと思いました。

悲しかったのは、一度出国審査も手荷物検査も済ませて食事をし、買い物をした後、再び手荷物検査があり、開封もしていない水を2本とも没収されてしまったこと。

未開封で、空港の売店で購入した水だと訴えても、こればかりはどうにもならず、お別れすることになりました。

ついつい関空を基準にして、手荷物検査は1回だけだと思ってしまうのですが、どうやらもっと回数の多い空港もあるようで、液体もの(水や化粧品、土産用のお酒など)を購入する場合は、注意が必要です。

あらかじめ、どこで手荷物検査があるのか、大きな地図で誰にでもわかるように表示されていればいいのでしょうか。

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