氣比神宮(けひじんぐう)とは
氣比神宮(けひじんぐう)は、福井県敦賀市に鎮座する神社です(「氣」が正式な文字です)。
越前国最高の格式を誇る一宮(いちのみや)として、昔から人々の信仰を集めていました。
敦賀には天然の良港があり、北陸道諸国(現在の北陸地方)から畿内(古代の都がおかれた奈良・京都・大阪の一部)への入り口であり、対外的にも朝鮮半島や中国東北部への玄関口にあたる要衝でした。
そのような立地であることから、「北陸道総鎮守」と称されて、朝廷から特に重視された神社でした。
祭神については、食物の神であるとも、仲哀天皇・神功皇后・応神天皇にゆかりのある軍神ではないかともいわれています。
大鳥居は奈良の春日大社、広島の厳島神社と並んで、日本三大木造鳥居と呼ばれているらしいです。
鳥居の上が瓦ぶきという珍しいスタイルですが(上は工事現場にあった写真です)、残念ながら現在修繕工事中でした。
有名な大鳥居の工事中にもかかわらず、参拝客が多くて、拝殿には行列ができていました。
勇壮な神輿の行列
この日は氣比神宮の神幸祭(しんこうさい)でした。
9月2日~15日に行われる「氣比の長祭」(けえさんまつり)の2日目で、御鳳輦(ごほうれん)をはじめ氏子各町の神輿が市中を巡幸渡御する日なのです。
交通規制があるため、ツアーの行程が入れ替わったり、バスが大回りしたりなど、やや不便なこともありまたが、やっぱりお祭りを見るのは大好き!
境内に行ってみると、休憩している神輿もありました。
そして大鳥居の前では、「敦賀祭り」の別名通り、女性アナウンサーの司会で、各町内の神輿がそれぞれ気合を見せて盛り上がっていました。
激しい動きもありましたので、動画を撮ってみました。
お祭りの楽しみ、屋台の色々
人出がすごい理由として、勇壮な神輿の他に、とても充実した屋台を挙げることができます。
トラピックスのとても楽しい男性添乗員の金さんが教えてくださった、外郎(ういろう)の人気屋台「敦賀ういろ」は、大鳥居のすぐそばにありました。
敦賀祭りの時しか食べられない、限定版の白、黒、桜色の外郎が売られているようなのですが、とにかく行列の最後尾が見えないくらいの人だかりだったので、集合時間に間に合わなさそうで、泣く泣く断念。
もう1つ紹介してくださったベビーカステラの「三宝屋」ですが、これは見つけることすらできませんでした。
後でこんなサイトがあったのを見つけました。
2017年敦賀祭り日程、おススメ屋台!珍しい出店や人気の屋台紹介(「アソビを哲学する」サイトより)
来年敦賀祭りに行かれる場合は、参考になさってください。
個人的に気になったのは、桜の時期の吉野山でも見かけた「電球ソーダ」と、それにとても良く似ていた「トロピカルジュース」(写真は電球ソーダです)。
それに、金魚すくいならぬ亀すくい。
添乗員の金さんも「珍しい」という屋台でしたが、私も初めて見ました。
とても可愛い亀たちがたくさんいるのですが、この「ミドリガメ」って、最近問題になっている外来種の「ミシシッピアカミミガメ」なのです。
チャレンジした人にはもれなく1匹もらえるそうですが、どうか捨てられたりせず、長く飼われますように。
そして、遊園地以外で初めて見たお化け屋敷!
レトロでほのぼのしているのだけれど、それでも怖さ満載でした。
子供が泣きまくっていたのが、何よりの証拠です。
とても懐かしい気分になった、氣比神宮の神幸祭でした。
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