北京に来たら北京ダック
11月3日(金)北京旅行1日目の夕食は、北京ダックにしようと決めていました。
この日はエアチャイナの機内食がブランチで、それ以外は何も食べず、広大な頤和園をひたすら歩き回ったので、かなりおなかも空いてきました。
頤和園観光を早々に切り上げ、地下鉄北宮門駅から前門駅へ移動し、前門大街へ到着(地下鉄のセキュリティーチェックが面倒くさい)。
ここに、日本でも有名な北京ダックのレストランチェーンがあると、娘が教えてくれました。
前門大街
地下鉄の駅名にもなっている「前門」とは、正陽門のこと。
天安門広場の南にあり、紫禁城(現在の故宮)がある内城と、人々の暮らす外城をつなぐ正門に当たっていました。
内城に用がある人は必ずこの前門にきて、入城が許されるまで待つ仕組みだったようです。
そのため前門一帯には宿や食堂ができ、商業地として栄えるようになりました。
路面電車が走る大通りには、きれいな店が並んでいます。
一歩細い道に入ると、昔ながらの風情が垣間見えました。
全聚徳前門本店にしては庶民的?!
私達が目指したのは、北京ダックの調理法「掛炉(あぶり焼き)」を生み出したことで知られている全聚徳の前門本店。
大通りに面しているので、店自体はすぐわかりました。
とても立派な店構えで、なんとなく宮殿のようです。
最初、このテイクアウト用の窓口の左の入り口(上の写真)から入ったのですが、なんとなく様子が違う。
ちゃんと料理人さんがテーブルの前でアヒルを料理してくれているのですが、どうも庶民的で、観光客向きではないような雰囲気。
テーブルに適当に座って「北京ダックをコースで食べたい」と言うと、スタッフが奥に引っ込み、別の女性スタッフが来て、ここではなくて、隣に行くように言われました。
どうやらここは、完全に地元住民向けのファーストフード店。
1人旅だったり、北京ダックをお手軽に早く食べたいならこちらの店でもいいかもしれません。
ド派手な観光客向けの入り口
例のテイクアウトの窓口の右手にある入り口から入ってみました。
道路から入り口まで少し歩くのですが、さっきと全然雰囲気が違います。
スタッフの制服も、何だかホテルマンみたいで高級感がありました。
この本店はいつも混雑していて、しかも予約を受け付けていません。
皆、受付で番号札をもらって、自分の番号が呼ばれるのはいつなのか、電光掲示板を見つめています。
35分ほど待ちましたが、待っている間にキッチンを撮影。
なかなかおいしそうだし、ずらりと並んだアヒルは壮観で、圧倒されそうです。
店内もなかなか重厚で、圧倒されそうでした。
さすが本場の味 でも炒飯は今一つ
北京ダックの他に、野菜料理や炒飯も頼みましたが、やはり北京ダックは最高!
もちろん、テーブルの前まで料理人さんが来てくれて、目の前でアヒルの肉を切り分けてくれます。
今まで他人に語るほど何度も北京ダックを食べたわけじゃないけれど、やはり本場の味は違うなと思いました。
皮がパリッとしていてジューシーな感じ。
テーブルの記念葉書には、今回の食事に用いたアヒルが全聚徳で提供された何番目のアヒルであるかの数字が記されているそうです(397,980番目のアヒル?)。とにかくすごい数!
北京ダック以外の料理も注文してみました。
野菜炒めは問題なかったのだけれど、炒飯がまるで仏様のごはんのような盛り付けで小さなお茶碗に入って出てきたのにはびっくり!(しかもどう見ても白飯)。
炒飯は頼まないほうがいいと思いました。
会計は3人で456元(8,009円)。クレジットカードも使えました。
日本で食べることを考えれば、とてもリーズナブルだし、北京ダックはお勧めです。
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