アナログゲームがひそかに人気?
ゲームといえば最近は、ゲーム機やパソコン、スマホでやるものだとばかり思っていました。
でも昔は冬休みになると、炬燵に家族や友人が集まって、かるたや双六、トランプ(小さい頃は福笑いも)などのアナログゲームをやっていたものでした。
実はアナログゲームは今でも根強い人気があり、新しいゲームも続々誕生しています。
その中で、歴史に関係ありそうなものをいくつかご紹介しましょう。
歴史好きになる? 「私の知旅 日本の歴史」上中下巻
中学受験向けの学習用ボードゲームですが、中学生から大人まで楽しく学べるそうです。
イラストが多く、資料も充実しているため、楽しみながらあっという間に日本の歴史が原始・古代から近代までマスターできるのだとか。
制作会社が倒産してしまったということで、もしかすると在庫がなくなってしまうかもしれません。
興味のある方は、お早めに購入されてはどうでしょうか。
大航海時代が舞台のゲーム 「交易王」
大航海時代が舞台のゲームといえば、コーエーの航海シミュレーションゲーム『大航海時代』シリーズがあまりにも有名ですが(個人的には『大航海時代Ⅲ』のお宝&遺跡探しが好き)、カードゲームにも名作があるのだとか。
その名も「海賊王」ならぬ「交易王」
交易をして大金持ちになるというゲームですが、商品価値を上げたり下げたりすることができ、相手の動きを予測しながらプレイしていくという面白さもあるようです。
ドイツで作られたゲームで、カードのイラストは大人好みの渋さですが、シンプルなルールで2人から遊べ、プレイ時間も30分くらいだそうです。
知人がこのゲームをやったことがあり、かなり気に入っているということでした。
特に最初は2人でプレイした方が、ルールの流れがわかってお薦めだそうです。
遊び方を紹介したサイトはたくさんありますが、とりあえずこちらを紹介しておきます。
ボードゲーム紹介:交易王(駆け出しプログラマのボードゲーム日記より)
ウォーゲームで日本史を学ぶ! 「季刊ウォーゲーム日本史」
日本史をテーマとした歴史解説書付きのウォーゲーム専門誌。
日本史における重要な戦いや争乱の一つを再現したウォーシミュレーションゲームに、歴史解説書がついています。
戦国時代や幕末、源平の有名な戦いはもちろん、坂上田村麻呂と阿弖流為(アテルイ)ら蝦夷との戦いなど、少々マニアックなものも紹介されているのだとか。
第1巻は新選組始末記なんですね。
ボードゲームながらオンライン対戦も可能で、公式サイトではバックナンバーを購入できるそうです。
ちなみに最新号は第27号「壬生狼顛末記」、26号は「忍者大戦」、25号は「桶狭間合戦」というラインナップでした。
「枯山水」 徳を積んで庭園を造ろう
最後に紹介するのが、先日実際に私もプレイする機会があった「枯山水」というボードゲーム。
2~4人で遊べ、パネルを並べて砂と苔の美しい庭を造り、そこに石を並べていくというものです。
砂紋パネルがうまくつながってくれるか(きれいにつながると感動ものです)、ハラハラドキドキ。
石は「徳を積む」ともらうことができ(強奪もできるのですが)、座禅を組んだり、自分の砂紋パネルを欲しがっている人に譲渡すると「徳ポイント」が貯まり、それに応じて珍しい石も入手可能になるのです。
石の種類もいろいろだし、並べ方も得点の高い並べ方があって、実際の名作庭園の配置通りに並べると、さらにポイントアップ。
今度実際にこれらの庭園を見た時、「この石よりあっちの石の方が値打ちがあるんだ」「このカードで見たあの石だ」などと、とても庭園が身近に感じられそうです。
天龍寺の庭を作庭したことでも知られる禅僧・夢窓疎石から、昭和の偉大な作庭家・重森美鈴(しげもりみれい)までが作庭家カードになっており、今まで知らなかった人もいて、これも勉強になりました。
詳しい遊び方はこちらのサイトをご覧ください。
“徳”を積んで最高の石庭を完成させるボードゲーム「枯山水」をプレイさせてもらいました!(価格.comマガジンより)
ルールを理解するのに少し時間がかかったけれど、やっていけば次第にわかってきます。
ただ、和気あいあいとプレイしていて、気が付いたら2時間くらい時間が過ぎてしまっていました。
時間にゆとりのある時に、プレイするといいでしょう。
クリスマスや冬休み、お正月などに、久々に童心に帰ってゲームをしてみるのも悪くないのでは?
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