どんどん厳しくなる中国のネット事情
中国では、インターネット接続の規制が徹底しています。
中国政府の方針に批判、反対を加えるような情報がネットユーザーの目につくことを防ぐため、厳しい規制が行われているのです。
そのため中国では、私達が日本で普通に使っているインターネットサービスが利用できません。
SNS関係では、ツィッター、フェイスブック、インスタグラム、LINE。
検索サイトではグーグル。グーグル関連のサービスはGメールやグーグルマップなど、全く使えません。
ウィキペディアやドロップボックスも使えません。
ユーチューブやニコニコ動画、2ちゃんねる、そして9月まで使用できたヤフー関連のサービスも使えなくなりました。
モバイルWiFiルーターをレンタルしても、上記のようなサイトには中国からアクセスすることはできません。
VPN対策
こういった政府のインターネットに対する制限を受けずにウェブ上の情報を取得、また交信するため中国のインターネットユーザーが利用しているのが「VPN」です。
スマホアプリでも「VPNネコ」といういいソフトがあると教えてもらったので、さっそくインストール。
VPNネコ – 永久の無料, トラフィック無制限, 簡単にアクセス(App Storeサイトより)
簡単で無制限な無料VPNアプリ『VPNネコ』の使い方(おアプリ場サイトより)
ホテルニューオータニ長富宮で使ってみましたが、接続はできるものの、速度が怖ろしく遅くて、使い物になりませんでした。
もしかしたら、政府の規制がかなり強力になってきているのでしょうか。
今回はこんなこともあろうかと思ってモバイルWiFIiルーターもレンタルしなかったし、ネットが使えないので、モバイルバッテリーもほとんど活躍しませんでした。
ある意味「デジタルデトックス」状態の、健全な2拍3日だったのかもしれません。
街歩きに便利な地図アプリ
今回の北京旅行に備え、娘が日本からスマホにインストールしてきたのが、MAPS.MEというアプリ。
MAPS.ME オフライン地図とナビゲーション(App Storeサイトより)
旅好き必携!最強オフライン地図アプリ「Maps.Me」の使い方まとめ(Backpackers Wireサイトより)
予め地図をダウンロードする必要はありますが、オフラインで使用でき、日本語にも対応しており、機内モードにしていても現在地を表示してくれるという優れものです。
私達が万里の長城から北京に戻ったとき、積水潭駅への道を間違え、次の鼓楼大街駅まで歩く羽目になった時も(かなり距離がありました)、このアプリのおかげで何とかなりました。
思わぬ街歩きで、庶民的な八百屋さんを見ることができました。
王府井の糖朝でランチ
こういう状態なので、レストラン選びではかなりガイドブックのお世話になりました。
この日の昼食は、北京一の繁華街である王府井(ワンフーチン)で食べようということになっていました。
どの店にするかは、ガイドブックを見ながらあれこれ考え、娘のアドバイスで、糖朝(とうちょう)という香港発祥のレストランに決定。
北京では気軽に入れる広東料理・飲茶レストランとして知られているようです。
今日は朝ご飯は稲香村(いなかむら)のお菓子(ほとんど食べていません)だし、今までさんざん歩き回っていてお腹が空いたので、たくさん注文しました。
飲茶レストランなので、こういうのも頼んでみました。
一番心配だったのは、炒飯が昨日のように、小さなお茶碗に仏様のごはんのように白飯が山盛りに出されるかどうかということでしたが、懐かしいいつもの炒飯でした。
しかもとても美味しい!
炒飯だけでなく、どの料理も美味しくて、ここでたっぷり食べて午後への英気を養いました。
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