相差(おうさつ)町・神明神社の「長寿の館」
今年初めてのバスツアーで、1月7日(日)に三重県鳥羽市を訪れた私達。
ちょっといろいろハプニングもあったけれど、天候には恵まれ、相差町の神明神社の末社・石神さんで、女性の願いを必ず1つは叶えてもらうべく、真剣に並んでお祈りしました。
でも私と娘が並んで参拝している間、夫はちょっと手持無沙汰な様子。
一緒に並んで私達の願い事を共に祈ってくれてもいいように思いましたが、女性が多い列に並ぶのは、少し恥ずかしかったのかもしれません。
そんな男性陣のために?!、神明神社には、ほかにも興味深いものがありました。
それが「長寿の館」と呼ばれる、ご神木の楠の枯木です。ここも不思議なパワーが出てきても不思議はなさそうな感じの場所。
延命長寿は男女を問わず、ということで、ここで家族皆でお祈りしました。
もちろん、神明神社の本殿にも参拝して(祭神は天照大神)、夫もようやく初詣を済ませることができました。
今年もどうかいい年でありますように。
盆鐘寺(ぼんちょうじ)と長寿ソテツ
神明神社からバスが停まっている駐車場に戻る道筋に、梵鐘寺という、変わった名前の寺院がありました。
ここもツアーの目的地の1つなのですが、ここは添乗員さんに連れられて参拝するのではなく、興味のある人はご自由に、という感じで「後で参拝してくださいね」と案内されていました。
神明神社(石神さん)で予想外の行列に巻き込まれ、自由時間も残り少なくなっていたのですが、せっかくだからということで、立ち寄ってみました。
この寺は、後醍醐天皇の勅願により約700年前に建てられたとされ、臨済宗南禅寺派に所属。
寺の名になっている「梵鐘(ぼんしょう)」とは寺の釣鐘のことですが、この寺院の鐘堂の梵鐘は、戦時中供出されて四日市にあったものを住職の執念で探し出し、持ち帰ったと言われています。
鐘には弾丸の貫通した跡があるそうですが、時間に追われている私達は、梵鐘を確認するゆとりがありませんでした。
本尊は十一面観世音菩薩。厄除開運、交通安全、諸願成就のご利益があると言われていますが、残念ながら、観光客が気軽に拝観することはできないようでした。
小さなお寺ですが、寺宝である鎌倉時代の写経「大般若経」600巻が納められているのだとか。
唯一見学できたのが、境内にある樹齢700年以上の古木・大ソテツ。
この寺院が創建されたころからここに生えていたようで、樹勢は今もなお健在。
たくさんの種子を宿すことから子孫繁栄、延命長寿の象徴として慕われ、地元の人々や観光客にも親しまれているそうです。
新年早々、長寿祈願にふさわしい場所を2カ所も訪れることができました。
歌舞伎の名セリフじゃないですが、「こいつは春から、縁起がいいわえ」となってほしいです。
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