6月23日(土)、大阪発HIS日帰りバスツアーに参加しました。
【梅田発】湖畔に佇むホテル水月花30種類のランチバイキングと 甘酸っぱ~い!旬のさくらんぼ狩り食べ放題&若狭みかたきらら温泉
というツアーです。
バスがとてもきれい!携帯用ACコンセント付
8:15梅田集合のこのバスツアーは、バスが2台出るという人気ぶり。
今日のバスは青い車体のHIS。MK観光バスのくさかべ(漢字がわかりません)運転手が、ハンドルを握ってくれます。
私たちの2号車は、参加人数が中途半端&当日キャンセルも出たりして、座席がゆったり使えたのがとてもありがたかったです。普段はほぼ満席なので、こんなのは初めて。
普段のツアーより、バスもきれいで(新車?)、左右のひじ掛けには、携帯電話用の100VACコンセントまで付いていました。
遅刻する人もなく、うえむらみわ(彼女も漢字がわかりません)添乗員とともに、最初の目的地・三方五湖にある昼食&温泉会場のホテル水月花を目指し、8:30出発です。
「近江聖人」ゆかりの道の駅
今回の行先は福井県ですが、福井県の事をよく知らない私たちは、北陸自動車道を北上するのかなと思っていました。
でもうえむら添乗員は、「最初のトイレ休憩は、琵琶湖沿いにある道の駅です」と発表。
サービスエリアじゃないの? どうなってるんだろう? と不思議だったのですが、今回は、琵琶湖西縦貫道路を通って福井県に入るルートだったのです。
昨年9月3日、トラピックスのバスツアーで福井県の水島や気比神宮を訪れた帰りに、この道を通ってマキノ高原や白髭神宮を訪れたのでした。
あの時はいいお天気でしたが、今日は今にも降りそうな天気です。
渋滞こそなかったものの、名神高速道路は吹田~京都東しか利用せず、あとはひたすら普通の道を走るので、少々トイレ休憩までが長く感じられました。
トイレ休憩の場所、道の駅藤樹の里あどがわに到着したのは10:15。
ここを利用するのは初めて。確かに琵琶湖に沿った場所にありました。
なぜ「藤樹の里」という正式名称?(添乗員さんはずっと「道の駅あどがわ」と略していました)有名な藤の木でもあったのかな?と帰宅後調べてみたら
近江聖人と呼ばれた日本陽明学の祖、中江藤樹がこの地の出身だったのでした。
彼が弟子たちと共に学んだ「藤樹書院」もこの近くにあるようです。
幻の果実アドベリー
この道の駅の建物には、燕が巣を作っていました。
燕の巣なんて、旅行にでも行かないと、見る機会がありません。
道の駅はとても大きくて、きれいな野菜や地域の特産品が並んでいます。
その中で、珍しいものを見つけました。「アドベリー」という果物です。
あまり見かけたことのない名前ですが、大々的に宣伝していました。
道の駅藤樹の里あどがわ公式サイトによると、「アドベリー」とは、ボイセンベリーという日本ではほとんど栽培されていない果実を安曇川(あどがわ)の特産品とするため、多くの人に親しまれる愛称として命名したものなのだとか。
やっぱり「あどがわ」だから「アドベリー」なんですね!
ちなみに、ボイセンベリーとはヨーロッパキイチゴ、ブラックベリー、ローガンベリーの交配種で、カリフォルニアで誕生した品種です。
ニュージーランドでは、最も重要なベリー類として知られている果物で、身体にいい成分がたくさん含まれているそうです。
生のアドベリー果実は日持ちがしにくく(1~2日で傷む)、収穫時期(6月中旬~7月上旬)と生産量が限られているため、市場に出回ることはほとんどありません。
今はちょうど収穫期のため生果実もあったのですが、夫の希望でアドベリー餅390円を購入。
甘酸っぱい苺のような味がしました。ポリフェノールがたっぷりだそうです。
東北で活躍する高島商人
「近江聖人」と並んで、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」理念で知られる近江商人も有名です。
道の駅藤樹の里あどがわが位置する安曇川町は高島市に属していますが、この高島市は、「高島商人」と呼ばれる近江商人の一大拠点の1つ。
あの「高島屋」も高島商人がルーツなのだとか。
高島商人は江戸時代、戦国時代末期から江戸時代にかけて東北地方に進出し、南部藩盛岡の城下町形成・発展に大きく関わったそうです。
そのため現在でも岩手県で活躍されている高島商人が多いらしく、道の駅では「岩手県物産フェア」も大々的に行われていました。
まさか琵琶湖の西岸で、ずんだあん(これも夫のリクエスト)が買えるとは。
ずんだあんの他にも、テレビで話題の「サヴァ缶」もありました。
今日の気づき
耳慣れない道の駅の正式名や特産品、そして岩手県物産フェア。
いずれも「どんな意味なんだろう?」「なぜ開催したのかな?」と、気になったのです。
調べてみると、地域の歴史や町おこし(特産品づくり)がとてもよくわかりました。
道の駅って詳しく調べてみると、その地域のことが、もっともっとよくわかるようになるかもしれません。
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