立康中草薬産業文化館とは
ベルトラ1日ツアーも、いよいよ大詰め。日本語ガイド兼運転手の陳さんが連れて行ってくれたのは、立康中草薬産業文化館。
ここは漢方薬の工場見学らしいのですが、日本のバスツアー同様、駐車場に団体客用の大型バスがたくさん停まっているのでびっくりしました。団体ツアーの立寄先として、きっと人気なのでしょう。
しかもバスが派手すぎる! 日本人のバスではなさそうだけれど、台湾人かな?もしくは中国本土の団体?
と悩んでいる間に、陳さんが参観証をもらってきてくれました。一定の人数がそろうと、見学ツアー開始です。ツアーは中国語ですが、陳さんが通訳してくれました。
薬酒製造(上)の機械です。いかにも「薬酒」らしき香りがしますが、日曜なので今日はお休み。
上の人物は。『三国志演義』に登場する名医の華陀(かだ)さんです。曹操の侍医だったけれど、権力に屈せず、曹操に殺されてしまいました。
これは薬の数々。
誰が最初に「これが薬だ!」と気が付いたのでしょう。
あまり見た目のよくないものも多いので(特に動物系)、最初に服用した人の勇気を称えたいです。
鹿の角や亀の甲羅を薬にしています。
薬草は、季節や時刻によって、最適なものがあるようでした。
なぜかパイナップルケーキのつくり方も紹介されています。
貴重な漢方薬の原材料。
こんなお土産ももらえました。私たちは売店で何も購入しませんでしたが(午房茶のサービスがあります)、薬や健康食品などを購入する人もいました。
中国系の人たちは、健康や医学に興味関心のある人が多そうです。さすが漢方の本場でした。
日本統治時代の面影を残す新化老街
最後に案内されたのが、日本統治時代の面影を残す、古いバロック調の建物が立ち並ぶレトロな街「新化老街」。最近人気の観光スポットだそうです。ガイドブックに載ってなくて、これもツアーに参加していなければ知らなかった場所でした。
日本の大正時代に竣工された建物がほとんどで、当時の美意識を見ることができます。
上の写真は、1934年に建設された新化街役場。内部はカフェに改装されているそうです。
ちょっと懐かしい、どっしりした建物が、日本統治時代に繁栄したころの面影を伝えていました。
上の写真は、日本統治時代に警察官が、柔道や剣道の練習をした「新化武徳殿」。1924年に建てられました。
車から降りて観光することも可能でしたが、ちょっと疲れていたのもあって、車窓見学となりました。
車窓見学だけじゃなくて、頑張って歩いて散策したら、もっと建築物の美しさを感じられたかもしれません。
ホテルに戻ったのは、夕方6時前。とても充実した、思い出深い1日ツアーとなりました。
ちょっと日本語が怪しいところもあったけれど、陳さん、本当にありがとうございました。
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