2018年12月1日(土)、久々に沖縄の那覇を訪れました。
首里城や謝名園の見学を終え、国際通りにタクシーで帰った後、壺屋やちむん通りを歩いてみることにしました。
やちむん通りで紅型を購入
やちむん通りで買うものと言えば、普通は陶器なのでしょうが、先ほども書いたように、ちょっと重いかなと思ったので陶器はパス。
でもこれだけたくさん店が並んでいるのだし、何かいいお土産はないかなと思いながら、ウィンドーショッピングをしていました。
そんな私たちの前に現れたのが、紅型(びんがた)の宝船(壁掛け)。真南風まるかつという店で出会いました。
とても縁起のいい船だし、夫が一目見てとても心惹かれたようで、手に取って眺め始めたのです。
これは「欲しい」というサイン! 私が見ても、やっぱりいいなと思え、購入決定。
平井真人(まさと)さんという染色家の作品だそうで、10,800円のところを現金払いで1万円にまけてくれました。今、我が家のリビングの壁を飾っています。
この店は、陶器の他にもガラスや布製品などを多数扱っておられ、作家ものも多いのだとか。
沖縄の、いい土産ができました。
沖縄名物ぶくぶく茶
歩き疲れたので、うちなー茶屋&ぎゃらりー ぶくぶくという店で一休み。
この店の名前になっている「ぶくぶく茶」が面白そうなので、飲んでみたいなと思ったのです。
「ぎゃらりー」という名がついているように、アンティークや現代アートの販売も行っています。
店内はとてもおしゃれ。琉球民族衣装を着て散策している外国人女性や、その友人の日本人女性が隣のテーブルでした。
テーブルのグラスは、もしかしたら提携している作家さんの作品かな?
ぶくぶく茶って何?という人々のために、解説がメニューに書かれていました(お茶菓子付きで1,000円)。
沖縄県だけで飲まれている振り茶、つまり番茶を茶筅で泡立てて飲むお茶のことですが、豊臣秀吉の開催した「北の大茶会」の影響を受けたようですね。
その時煎ったお米をお茶の代用としたようで、現在でもこれに番茶やさんぴん茶を加えて大鉢に入れ、茶筅(ちゃせん)で泡立てて作るそうです。
ふわふわ泡立つぶくぶく茶は、漢字で「福福茶」とも書き、とても縁起のいいお茶だそうです。
飲んでみると、本当にふわふわ!
特にお茶を飲む作法もないようで、ふわふわの泡をそのまま飲みました。普通のお茶とは少し違った味がします。さんぴん茶が入っているのかな。
添えられているお菓子は、ちんすこうと、首里城ガイド仲宗根さんがお勧めのクンペンというもの。
クンペンがとてもおいしくて、絶対お土産に買って帰ろうと決めました。
沖縄氷ぜんざい
この店のぜんざいも、「沖縄氷ぜんざい」という耳慣れない名前だったので、注文してみました。
関西で「ぜんざい」というと、熱い粒あん汁の中にお餅が入っているというものですが、沖縄は違いました。
「氷ぜんざい」の名の通り、ぶくぶく茶に負けないくらいの、ふわふわ大盛かき氷。
そして小豆ではなく、黒糖で煮詰めた金時豆を使用し、それに黒糖シロップをかけています。
お茶つきで600円。優しい甘さが、心にしみます。
食後は併設ギャラリーを見学。沖縄スイーツとやちむん、琉球ガラスも満喫できるお店でした。
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