昨年初めてカードリーダーを入手し、e-Taxデビューしたのですが、その時はもう作業だけで手いっぱい。
来年への覚書などを作成することも思いつかず、1年ぶりにやってみると、全く何も覚えてなくて、一からのスタートとなってしまい、今回もかなり時間がかかってしまいました。
あまりの要領の悪さに、これは手順や注意点を書いて「システム化」しておかないと、来年また同じことを繰り返すのではないかと危機感を感じ、思いつくまま、覚書を書いてみました。
確定申告書作成まで
準備するものも揃い、喜び勇んで国税庁のホームページに行き、作業開始!なのですが、ここで大問題。
私はグーグルクロームを使っているのですが、確定申告書作成は、Microsoft Internet Explorer 11でないとだめなのです。
おまけに、e-TaxソフトWEB版の事前準備セットアップをしようと思ったら、アンチウィルスソフトのAVGが邪魔をして、全然インストールできません。
フリーソフトだから融通が利かないのかな?
仕方ないので、AVGの設定→コンポーネントから、シールドを1時間オフにして、何とか乗り切りました。
マイナンバーカードも、久々に使うため、写真のある方を上にして差し込んでみたり(正しくはマイナンバーのある方が上)、グイっと奥まで入れてなくて、読み込まれなかったりと、なかなかハードルが高かったです。
確定申告書の作成中
今回一番困ったのは、社会保険料控除の金額を間違えて記入していて、「還付」のはずが、「納付」になってしまったこと。
慌てて作業を中断し、一時保存したデータを印刷し、同じく昨年保存した(さすがにこれはやっていた)PDFファイルを印刷して見比べてみました。
よくよく見れば、社会保険料控除のところに小規模企業共済等掛金控除の金額を書いており(源泉徴収票が2段に分かれていて、上の数字を書いていました)、小規模企業共済等掛金控除の欄は空欄。
こりゃ、納付と判定されるわけです。
また、所得税の寄附金控除の対象となっている寄附金(公益社団・財団法人、社会福祉法人、学校法人等に対する寄附金)のうち、「県・市町村が条例により指定した寄附金」というのがあるのが、ややこしい。
県や市の公式サイト(市は何も書いてなかった)で調べ、県の方で該当団体が見つかりました。
来年も必ず寄付するような団体の場合は、結果をメモしておいて、来年はスムーズに選択できればいいですね。
また、外国税額控除を受けるための、配当の記入もとてもややこしかったです。
配当の合計くらいは、自動で計算してほしかった。
確定申告書の送信
今回一番冷や汗ものだったのが、確定申告書の送信の際、マイナンバーカードの「公的個人認証の署名用電子証明書暗証番号」というのが必要だったのですが、それが何か、はっきりわかっていなかったこと。
e-Tax利用者識別番号と一緒に入力する暗証番号のことと勘違いしてしまい、何度も失敗してしまいました。
連続5回間違えるとロックされてしまい、私が市の窓口に行って、手続きをしなければなりません。
詳しくはこちら(マイナンバーカードの電子証明書にパスワードロックがかかってしまった場合の対処法①パスワードロック解除編)
最後の1回の時、「そういえば、マイナンバーカードが入っていた封筒に、何か数字が書いてある紙があった?」と思い出し、正しい番号を見つけて、何とか事なきを得ました。
暗証番号だらけで、何をするのにもややこしい昨今ですが、確定申告書を税務署に行かずに済ませようと思うと、代わりにここでも、ややこしい暗証番号を区別して、使い分けなければならないのです。
何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならないようです。
過去の年度の還付申告に挑戦
やっと平成30年度の作成が終了し、次に領収書が発見されたり、外国税額の申告をしていなかった平成29年度の確定申告のやり直しをすることにしました。
ここでも平成29年度のデータを、最初はうまく読み込めず、サイトの注意書きをよく読んでいなかったことが露呈してしまったりと、なかなかスムーズには進めませんでしたが、長男のおかげもあって何とか成功。
やはりここでも、注意力と読解力は、大事なのでした。
確定申告を終えて
2年前までは、書面で確定申告書を提出していました。
その時には、すべての領収書を添付して郵送していたので、領収書も源泉徴収票も残っていませんでした。
でもe-Taxで手続きするようになってから、過去の領収書が残っているので、処理済みの領収書と、そうでない領収書をしっかり区別して保管しなければならないなと思いました。
何事も整理が肝心ということかな。
年に1回しかやらない作業ですが、この経験をもとに、来年はもっとスムーズに済ませよう!と思っています。
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