『京都人の秘かな愉しみ』ゆかりの地を訪ねて 出町ふたば・同志社大学・俵屋吉富

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京阪電車で出町柳へ

2019年2月2日(土)、初午の伏見稲荷大社を参拝した帰り、京阪電車で出町柳へ向かいました。

最近再放送を見て気に入っている『京都人の秘かな愉しみ 冬』のロケ地めぐりです。

鴨川デルタの飛び石

出町柳駅からすぐの場所に、鴨川デルタの飛び石があります。

ちなみに、オムニバスドラマの「えっちゃん」のドラマに登場する飛び石(植物園西の飛び石)は、鴨川デルタではありません。下の地図をご覧ください。今度行ってみたいな。

この鴨川デルタの飛び石も、なぜか制服姿で飛んでいる女の子がいて、何かドラマがありそうな雰囲気でした。

出町ふたば

出町柳に行くと、絶対に寄りたい店が「出町ふたば」。豆餅で有名な和菓子屋です。

私はまだ見たことがないですが、ここも『京都人の秘かな愉しみ』に登場するそうです。

この日も店の前は大行列。近隣の店や通行人の迷惑にならないよう、店員さんが交通整理にあたっていました。

昼食後のおやつとして、買い求める人たちがちょうど多い時間帯でもあったかな?

節分のシーズンのためか、「福豆大福」というのを大々的に宣伝しています。

賀茂御祖(かものみおや)神社=下賀茂神社さま御祈祷の福豆を使った大福を食べて、厄除けと無病息災を祈ることにしました。つぶあんもいもあんも、両方購入。

もちろん、名物の豆餅も購入。

豆餅3個で660円、福豆大福600円でした。店員さんがきびきび応対してくれて、好感度高かったです。

同志社界隈

今出川通を西に向かって進むと、二条家邸宅跡の碑がありました。

ここは現在、同志社女子大学の構内ですが、昔は上流公家である五摂家(摂政関白に就任できる藤原氏系統の5家)の1つ、二条家の広大な屋敷があったのだとか。

さらに進むと、今出川通の南側に京都御所が見えてきます。今出川御門は、御所の北側の門になります。

そして今出川御門の向かいにあるのが、同志社大学今出川キャンパスの正門(上)。

同志社大学は、『京都人の秘かな愉しみ』に登場する「洛志社大学」のロケ地になっています。

でもレンガ造りの大学の横に、京都御所周辺に唯一残る公家屋敷・冷泉(れいぜい)家があるのも面白い。

通用門には、こんなステッカー。

災害があると、冷泉家は井戸の水を提供してくれるようです。

関西私立大学でもトップクラスの人気を誇る同志社大学の今出川キャンパスは、とても広大。

校舎がいっぱいあります。

烏丸通西側にも、法科大学院の建物がありました。

行列のできるラーメン店(麺家あくた川)もありました。「家系ラーメン」だそうです。どんな味かな?

俵屋吉富と京菓子資料館

このラーメン店の角を曲がると、上立売通(かみだちうりどおり)。

室町時代から、商業が盛んだった場所です。古い京都の面影が残っていました。

この道と次に交差するのが室町通で、ここを北に曲がると、『京都人の秘かな愉しみ』でヒロインの家(和菓子屋)のロケ地・老舗和菓子屋の俵屋吉富(本店)がありました。

店の前に停まっているのは、和菓子を配達する車。塀の向こうには、庭もありそうですね。

店内に入ってみました。そうそうたるお得意様の数々にびっくり!

でもなじみ客ではない、「一見(いちげん)さん」の私たちにも、とても親切に応対してくださいます。

やっぱり名物の「雲龍」かな。ミニサイズ900円購入。上のショーケースは、ドラマでもそのまま登場しました。

季節の生菓子(1つ350円)も捨てがたい。

悩んで4種類購入しました。右上から時計回りに、「鬼は外」「寒椿」「寒牡丹」「鬼のぱんつ」。

帰り道に見つけた、俵屋吉富のマークがついた建物。あとで調べると、第一工場でした。

ここであの和菓子が作られているのですね。

今出川通にある「俵屋吉富烏丸店」に併設されているのが、京菓子資料館です。

昔行ったことがあるのですが、久しぶりなので行ってみました。

ただし残念ながら、内部は撮影禁止。写真はここまで。

内部は砂糖菓子(糖芸菓子)の大作や和菓子の歴史、製菓に用いられた道具などが展示されており、なかなか見どころがありました。

今回私たちはパスしましたが、700円で季節の生菓子と抹茶をいただくこともできます。

和菓子の美しさと奥深さを堪能できました。

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