2019年5月2日(木)、ウィーンからザルツブルクへ、列車で移動。ウィーンも晴れでしたが、ザルツブルグも素晴らしい天気で、オーストリアを初めて訪れる長女はとても喜んでいました。
カラヤンの生家に気づかず新市街を観光した後は、いよいよ旧市街です。
マカルト橋にもある「愛の南京錠」
ザルツブルクの中央を流れるザルツァッハ川を渡ると、旧市街。
歩行者専用のマカルト橋を渡ったのですが、南京錠が橋の両側の欄干ともびっしりとかかっていました。

塵も積もればかなりの重量じゃないのかな?

「愛の南京錠」として、恋人達が不滅の愛を誓う儀式らしいのですが、景観と安全性の問題がありますね。


南京錠に目をつぶれば、橋の上からの旧市街の景観は素晴らしいです。
ゲトライゼガッセ周辺
旧市街で最もにぎわう通りが、ゲトライゼガッセ。モーツァルトの生家も、この通り沿いにあります。

この日は平日のはずなのに、観光客で大賑わいでした。

特徴的なのが、この看板。鉄細工の看板は、この通りの名物だそうです。


マクドナルドの看板すら中世をほうふつとさせて、とても素敵です。


また、建物の中を潜り抜けられたり、中庭を通り抜けられる通路も、あちこちにありました。

パッサージュと呼ばれています。


探検家気分で歩き回ると、思いもかけない素敵なお店に出会いました。


ザルツブルガーノッケルンという名物のお菓子の看板。私たちはホテルザッハーで食べましたが、ここもおいしそうですね。
メンヒスベルクのエレベーターを探せ!
さて、モーツァルトに興味のない私たちのお目当ての場所は、「メンヒスベルクのエレベーター」。
ザルツブルクの旧市街にそそり立つ垂直の岸壁、メンヒスベルクの岸壁を上がるエレベーターで、旧市街を一望する絶景が見られるのだとか。
以前ザルツブルクを一度訪れている私や夫も、この名所は知りませんでした。
一体どこにあるのかな?

それらしい入り口があったので入ってみました。

岩壁の下の地下道を、どんどん進んでいきます。


エレベーターもあってチケットの自動販売機もあるけれど、「P」という文字が気になります。幸い近くにスタッフがいて、尋ねてみると屋内駐車場でした。
気を取り直して再度エレベーターを探します。岩壁の上にある近代美術館の入り口になるエレベーターだと書いてあるのですが、どこかな?

やっと見つけることができました! 先ほどの屋内駐車場の南です。

エレベーターも全然雰囲気が違いました。

1人片道2.5ユーロ、合計7.5ユーロを払います。


無事に岩壁の上に到着。近代美術館の建物があるのですが、今回は美術館には入館せず、岸壁からの眺めを堪能することにしました。
メンヒスベルクの丘
エレベーターを降りて到着したのが、メンヒスベルクの丘と呼ばれる岸壁の上。


とにかく評判通り、絶景がすごい! ホーエンザルツブルク城が、とてもよく見えます。

エレベーターは有料だったけれど、これなら納得。帰りは徒歩で丘を降りることにしました。

近代美術館は諦めたけれど、屋外展示の現代アートのオブジェを見ることができました。

この金網は何だろう? 現代アートは面白いですね。

美術館にはカフェが併設されていて、ここからの眺めも素晴らしいようでした。


丘の上は、遊歩道が整備されていて、とても気持ちのいい散歩道が続きます。


この岸壁も素晴らしい天然の要害ですが、丘の上には17世紀に建てられた要塞もあります。

旧市街はかなりの人で賑わっているのに、この丘の上はあまり人がいなくて、古い城の廃墟と美しい草原が、とても印象的でした。

もちろん要塞からの眺めも素晴らしい。向こうに見えるのは、アルプスの山々ですね。


ホーエンザルツブルク城を諦めてこの丘からの展望に賭けたのですが、選択は間違っていなかったなと嬉しくなりました。

皆さんも、この丘の上から景色を堪能してください。本当に素晴らしいですよ!
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