2019年7月8日(月)、ピーチで早朝、関空から福岡へ移動しました。
行先は、福岡県の水郷・柳川です。
柳川藩主立花邸御花の柳川下り
私たちが北原白秋記念館の次に訪れたのは、柳川藩主立花邸御花。
私たちが申し込んでいた「Web限定柳川日帰り満喫プラン」で、柳川川下りを11:00に予約していたのです(川下りや昼食などすべて含んで1人4,840円)。
レストラン対月館前にある受付でチケットをもらい、御花前に乗船場がある「城門観光」に行き、川下りの受付をしてもらいました。
川下りは30分コース。
西鉄柳川駅近くにも川下りの船着き場があり、そこから乗り込めば50分のコースらしいのですが、私たちは御花での昼食もセットでお願いしていたので、30分でもいいかなと思い、お願いしました。
桔梗の花が涼し気な木陰でしばらく待ち、いよいよ川下り出発です!
歩くだけではわからなかった水郷の景色を堪能
私たちはラッキーなことに、2人で船(どんこ船)を貸切ることができました。
船頭さんはとても陽気な年配の男性で、冗談を言ったり、歌を歌ってくれたり、もちろん説明もしっかりしてくれます。
歩いただけではわからなかった、水郷らしい景色が見えてきます。
個人用の桟橋をお持ちの家もあるのですね。
有名なウナギ屋さんも、柳川にはたくさんあります。「柳川鍋」というとドジョウですが、今はもうドジョウは減ってしまい、ウナギになってしまったようです。
木々がうっそうと茂った、神秘的な場所もありました。
柳川の川下りは掘割巡りなのですが、お堀の石垣が崩れてしまっている個所もあります。
とても目立っていた建物は「かんぽの宿柳川」。
柳川城は、この斜めの屋根の家の向こう辺りにあったそうです。立花宗茂ゆかりの城ですが、1872(明治5)年焼失してしまいました。
これは「出会い橋」という橋です。
松も立派で、江戸時代の建築かと思ったら、
新しい橋なのでした(鉄骨に注目)。「御花」に渡る橋です。
西鉄柳川駅で見た柳川高校のポスターにも、この橋が登場していました。
この立花家別邸「御花」(料亭)の松は、小さいけれどとても高価な松が植えられていると、船頭さんが教えてくれました。
陽気な船頭さん大活躍
他の船では団体客が乗っているのに、私たちの船はたった2人。
でも船頭さんは、パフォーマンスでいろいろ楽しませてくれました。
例えば、水面に張り出している松の枝をくぐるとき。私たちは船底に伏せましたが、
船頭さんは松の枝に飛び移り、楽々クリア。
お堀を泳ぐ蛇も、目ざとく見つけて教えてくれました。泳ぐ蛇を見たのは、初めてかも。
やがて、北原白秋記念館へ行くときに通った道に出ました。
歩いた時とはまた違った、水郷の表情が見えてきます。
城下町の風情をしのばせるなまこ壁も、間近で見ることができました。
北原白秋の歌碑。白秋が作詞した有名な歌の数々(「雨降り」「まちぼうけ」など)を、船頭さんが後半歌ってくれました。
低い橋をくぐるときも、なかなか面白かったです。
ロープが張られているのは、竿が使えなくても、船を進めるための知恵なのでしょうか。
どんこ船の竿。最近はいい竹が少なくなっているそうです。
ゴール近くに、また低い橋がありました。
無事に橋をくぐります。
船頭さんの話によると、近年中国や韓国からの観光客も増えているため、中国や韓国の歌を歌うようにしたり、言葉の壁を越えてお客様を楽しませる工夫を、いろいろされているそうです。
でも最近、日本と韓国の関係が悪化しているため、柳川観光の韓国人観光客が激減してるのだとか。
楽しく旅ができるのも、観光で地域が潤うのも、世界が平和で争いがないのが大前提なのだという当たり前のことを、再度痛感させられました。
なお、屋根のないどんこ船での川下りで、「雨が降ったらどうなるのか?」と尋ねると、合羽を貸してくれるとのことでした。私たちの川下りは、雨でなくてよかったです。
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