HISで行く寸又峡・大井川鐡道1泊ツアー7 大井川鐡道で夢のSL乗車体験

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2019年9月14日(土)・15日に、HISの1泊2日バスツアーに参加しました。

2人で47,960円。寸又峡『夢の吊り橋』を渡った後は、いよいよ大井川鐡道でSLに乗ります!

HISで行く寸又峡・大井川鐡道1泊ツアー6 死ぬまでに一度は渡りたい夢の吊り橋

2019年9月22日

憧れの大井川鐡道 SL始発は千頭駅

大井川鐡道は、日本で唯一、SLを年間300日以上営業運転している鉄道会社です。

今までテレビで映像は見てきましたが、実際に乗るのは初めて! ちなみに全席指定だそうです。

寸又峡を14:02に発車した路線バスは14:40頃、大井川鐡道・千頭(せんず)駅に到着。

もうすでに、ホームに「SL急行かわね路号」が停車していました。

客車もレトロで重厚ですね。

昭和10~20年代製造なので、もちろんエアコンはありません。

ちなみに、隣に停車しているのが、普通の列車。

実はこれ、南海電鉄高野線で「ズームカー」として親しまれていた車両なのです。こんなところで会えるとは。当時は特急や急行でしたが、今は各駅停車で頑張っているようです。

SL発車は14:53です。まだ時間があるので、先頭車両のSLを見に行きました。

それにしても凄い人! SL人気は今も健在ですね。

記念撮影の合間を縫って、何とかSLだけの写真を撮りました。

後で車掌さんから教えていただいたのですが、この車両は1950(昭和5)年製造の、C10形8号機。今年89歳になる、大井川鐡道のSLの中でも最長老。古武士の風格ですね。

運転台も大人気!

石炭が積まれていました。私たちは乗っているからわからないけれど、SLを動かしたりメンテナンスをしたりするのは、とても重労働で危険できつい仕事なんだなと思いました。

千頭駅では、トーマスフェアも開催されていて(きかんしゃトーマス号、ジェームス号が走るそうです)、ヒロとパーシーが駅構内で子供たちの人気を集めていました。

郷愁誘うレトロな客車

いよいよ列車の中へ。

デッキが自動ではないのが懐かしい! 昔の国鉄を思い出しました。

この直角の椅子。青い座席も懐かしいな。そういえば、灰皿も昔はあったのでした。

エアコンはないけれど扇風機はあり、網棚もありました。網の方が温かみがありますね。

昔は福知山線に、こんな車両があってとてもわくわくしたものでした。

哀愁の汽笛とハーモニカ

でも「SLに乗った」という記憶はあまりなくて(後で母に聞くと、SLがまだ福知山線を走っているときに乗ったらしい)、SLといえば『銀河鉄道の夜』や『銀河鉄道999』しかよく知らない。

特に『999』は大好きでテレビや映画を見ていたから、発車時の物悲しい汽笛と、このC10形8号機の発車時の汽笛が同じ音のように聞こえて、涙が出そうになります。

窓の外を見たら、転車台がありました。

ここにSLが乗っている光景も見たいな。もう、京都の梅小路に行くしかない!

『999』の車掌さんに負けず劣らず、SL急行かわね路号の車掌さんも素敵でした。

沿線の見どころをアナウンスしてくれたり、ハーモニカを吹いてくれたり。またそのハーモニカも、どこか懐かしくて泣けてくる音なのです。『里の秋』は、特にいい感じでした。

客車の中央にも来てくれて、普通サイズのハーモニカだけでなく、ミニハーモニカまで吹いてくれるという多芸ぶり。

そしてこのミニハーモニカは、SL車内販売限定の「ミニハーモニカペンダント」だったのです。1オクターブ8音で多くの曲が吹ける、超小型C調ハーモニカ。なかなか商売上手です。

SLに手を振ろう!

SL急行かわね路号は、大井川に沿って走ります。

茶畑も見えました。

終点は新金谷駅ですが、私たちは、一つ手前の家山駅で降ります。

僅か44分間の汽車旅で、車窓の風景はとても美しく、窓から風が入り、時折煙が窓から入ってくるのもご愛敬。

SLに乗っていると、居合わせた人たちが手を振ってくれます。私たちも、手を振り返します。

特に感激したのが、川根温泉。たくさんの人が、建物の中や川べりから手を振ってくれました。

橋が立派になってきました。

15:37分、家山駅到着です。

6号車の後ろにも、機関車が連結されていたんですね。

今度は私たちがSLを見送る番。

と思ったら、懐かしい近鉄の車両も発見! 大井川鐡道って、関西の鉄道ファンにはたまらない。

SL急行かわね路号が出発します。汽笛の音が、やっぱり物悲しい。

今度は私たちが、精一杯、客車の人たちに向かって手を振りました。『999』を思い出すなぁ。

列車が行ってしまった後の、寂しいプラットフォームも、何とも言えませんね。

哀愁が漂います。

大阪梅田到着まであと5時間

ケイエム観光バスが家山駅に迎えに来てくれて、再びエアコン付きのバスでゆったり。

ここからは、一路大阪・梅田を目指します。

17:20~17:40岡崎、19:20~19:40に草津で休憩。

黄昏時の長島スパーランドや

エキスポシティ観覧車のイルミネーションを見て

淀川に浮かぶ名月を見ながら、梅田に到着したのは20:40。

天気にも交通事情にも恵まれ、本当に楽しかった1泊2日の旅でした。

運転手の中野さん、そして添乗員の田中さん、色々ありがとうございました。

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