2019年11月2日(土)、クラブツーリズム主催のバスツアーに参加しました。
小型バスでしか行けない絶景へ 天空の郷と称される秘境「果無集落」尾根沿いが染まる「行者還林道」の絶景紅葉
というツアーで、午前中はナメゴ谷とみたらい渓谷を訪れました。
果無(はてなし)集落へ
次にバスが向かったのは、十津川村の果無集落。
天川村のみたらい渓谷から、十津川村の果無集落に行くためには、五條市を通り抜ける必要があり、かなり時間がかかります。
12:35にみたらい渓谷を出発し、14:05頃ホテル昴でトイレ休憩。
女性語り部の和田さんとホテル昴で合流し、10分ほど走って果無集落に到着。
私達は徒歩で和田さんの説明を聞きながら、熊野街道小辺路(こへじ)を歩きました。
「世界遺産」石碑とバス停
歩いていると「世界遺産」と刻まれた立派な石碑と、「世界遺産石碑前」というバス停がありました。
でもバス停のタイムテーブルがすごすぎる。
1日2本、しかも月曜日しかバスが来ない(上下各2本)。集落の方の生活用だそうです。
この立派な世界遺産の石碑を下ると、かつて巡礼の人々を泊めた岩本家がありました。
またに「世界遺産」の住人です。
宿の面影があります。
このポスターに登場し、テレビでもよく取材された岩本家のおばあちゃんに、お目にかかりたかったな。今は体調を崩されているのでしょうか。(ポスターは、ホテル昴で撮影)
白装束の巡礼姿が、語り部の和田さん。その隣は添乗員の美山さんです。
旅人の心を癒やす、水場の花がとてもきれい。旅人をおもてなしする心です。
池には鯉が泳いでいました。
さらに進むと、こんな高い場所に田畑が!
ここを切り開くのに、どれだけの労力が費やされたことでしょう。まさに天空の郷!
果無という名前の由来は、果てが無いほど山々が連なっていることから来ているという説もあるのだとか。紅葉はなくても、素晴らしい絶景です。
石畳の道を歩く
熊野古道の小辺路は、高野山と熊野本宮をつなぐ険しい山中の道です。
その道が、果無集落を通っています。この白い道も、小辺路の石畳を表現していました。
語り部の和田さんの説明を聞きながら、石畳の道を歩きます。
この建物の間にも、小辺路が通っています。
石畳の道は、果無峠へと続いていました。
三十三観音の石仏もあります。
巡礼のお墓です。「文政四年」(江戸時代後期)と刻まれた立派なお墓。集落の人々のやさしさでしょうか。
上り道が、かなり険しくなりました。
こんな道を、また下るのかな? 上りより下りが怖い。
心配しながら歩いていましたが、車道に出てくれたので一安心。
紅葉にはまだ早いけれど、素晴らしい青空と山々の絶景を見ることが出来ました。
昔懐かしい農村の光景
小布施でも見ましたが、稲を干している光景がとても懐かしい感じ。
昔からの日本の農村が、そのまま残っているようでした。
稲を間近で見る機会もあまりなかったので、ちょっと感激。
この辺りは、中果無というのかな? やはりバスは月曜のみ上下2本のようです。
この光景も、とても懐かしい。
今年の果無集落は、豊作だったかな?
集落では、かわいい黒猫にも遭遇できました。
大阪への帰り道
再びホテル昴で和田さんとお別れし、トイレ休憩や買い物もして、バスは大阪へと向かいます。
行きに立ち寄った道の駅は、この時間は閉店しているらしく、「柿の葉ずし たなか」という店で、18:00~18:15の間トイレ休憩。
軽食コーナーもあったのですが、残念ながら夫は柿の葉寿司が苦手。
うまい具合に向かいにセブンイレブンがあったので、そこで軽食を調達できました。
特に大幅に帰りが遅くなることもなく、大阪帰着は19:25頃。皆さんお疲れさまでした。
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