2019年10月22日(火)は、即位礼正殿の儀のため今年限りの祝日でした。
仕事も休みになったため、夫の提案で、成田空港へ行きました。
目的は、成田山新勝寺と鹿島&香取神宮の御朱印、そしておいしいうなぎを食べること。
香取神宮の参拝を終え、次は鹿島神宮へ。悪天候なので、あまり写真は撮れませんでした。
JR佐原駅
香取神宮から、またまたタクシーでJR佐原駅に戻った私たち。
電話でのタクシー呼び出しと、即位礼を祝う臨時の山車巡行のための通行規制とで、タクシー料金は2,000円でした。でも雨が降って寒いので、歩くよりは断然マシ。
JR佐原駅の待合室で、駅構内のコンビニで調達したパンやおにぎりで簡単な昼食。
待合室には暖房が入っていて、本当に助かりました。関西なら、10月に暖房なんて信じられないのですが、やはり関東は寒いのですね。
待合室をよく見ると、駅周辺の観光案内が英語で表記されており、成田空港が近いためか、外国人観光客も多いのだなとわかりました。
ただ、カップ麺を食べた後の汁などを駅のトイレで始末する人も多く、駅員さんが困っているようでした。日本人か外国人かわかりませんが、マナーを守ってよい旅を!
JR鹿島線
私たちは佐原駅から、JR鹿島線に乗って鹿島神宮駅(茨城県鹿嶋市)を目指しました。
JR成田線も1時間に1本というローカル線でしたが、JR鹿島線は、時間帯によっては2時間に1本しかないという超ローカル線! 千葉も茨城も「首都圏」のはずなのに。
とりあえず12:17佐原発の列車に乗りました。悪天候ですが、遅延はありませんでした。
列車内部はとても快適。小旅行にぴったりです。暖房も入っていて、助かりました。
近くに座っておられた女性2人組は、キャリーケースに入れた猫を連れていました。いつもと違う環境なので不安なのか、猫がよく鳴くのですが、その鳴き声がとても可愛いかった。
利根川を初めて見ました。
JR鹿島線は、利根川、日立利根川、北浦(霞ケ浦の一部)を渡るので、とても長い橋が印象的。潮来なども通りました。天気が良ければ訪れてみたい場所です。
暴風雨の鹿島神宮前通り
12:38に鹿島神宮駅に到着すると、ものすごい暴風雨。傘が強風に押されて、勝手に閉じてしまいます。こんな事態は、初めて経験。傘の耐久テストをしているみたい。
折り畳みの傘が、折れてしまうかもしれません。警報は発令されていないようですが、歩く人はほとんどいない。
私たちの乗ってきた電車は、13:23に発車します。停車時間は45分。
それを逃すと、次の電車は15:00発。1時間半以上も暴風雨の中、待たなければなりません。それだけは断固避けたい。
ということで、45分の間に鹿島神宮の参拝&御朱印を頂くことだけを目的にしました。
鹿島神宮駅から鹿島神宮まで、徒歩で20分弱のようですが、暴風雨の中を歩いたせいか、とても辛くて怖く、長く感じた道のりでした。
途中には、戦国時代の剣豪・塚原卜伝(つかはらぼくでん)の生誕地があります。でもあまり、周囲の風景を見ている余裕がありません。
鹿島神宮前通りという門前町に来ましたが、もちろん歩いている人はほとんどいません。
「鹿島立ち」とは「旅行に出発すること」や「門出」の意味があるのですが、鹿島に向けて歩いている私たちに、神様の加護はあるのでしょうか。
鹿島神宮弾丸参拝
やっと鹿島神宮の大鳥居が見えてきました。参拝客も、ちらほらいます。
常陸国の一之宮、そして東国三社の一社にふさわしい立派な鳥居ですが、東日本大震災やその後の余震で倒壊し、再建されたものだそう。
ここから、参道を歩いて楼門へ。
この楼門は、「日本三大楼門」の1つなのだとか。
楼門の扁額は、香取神宮の楼門と同様に、東郷平八郎の筆になるもの。日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を破った東郷平八郎の人気が、武神を祀る香取神宮・鹿島神宮の楼門から見て取れました。
鹿島神宮拝殿です。祭神は、国譲りで活躍する武神・タケミカヅチ。蝦夷平定の神として、また藤原氏の氏神として、古代から崇敬されていました。
御朱印は、立派な祈禱殿・社務所で頂きました。電光掲示板や番号札システムがあって、とても近代的。銀行や病院みたいです。
御朱印は300円でした。
鹿島神宮も境内がとても広く、要石もあるのですが、暴風雨だし時間も限られているので、御朱印を頂くと後ろ髪ひかれながら、かつ、わき目も降らずに鹿島神宮駅を目指します。
鹿島神宮前通りにある、卜伝にぎわい広場の時計塔モニュメント。
発車まで、あと15分くらいありそうですね。
帰りは下り坂だし、一度来た道で安心感もあり、行きほど心細くはならず、無事に13:23発の列車に乗ることができました。
服もバッグも、暴風雨のためびっしょりですが、時間通りに動けるだけまだ神様のご加護があるということかな。
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