ギリシア風の建物が迎えてくれる小豆島オリーブ公園
11月14日(土)・15日(日)の1泊2日で、大阪梅田発のHISバスツアー
【HIS×香川県共同特別限定企画】オリーブ牛を使用した夕食♪天使のエンジェルロード!父母ヶ浜!二十四の瞳映画村!オリーブ公園!さぬき夢気球フェスタ&かがわ絶景フォトスポットめぐり2日間
に参加してきました。
実家の両親からは、「秋の小豆島に行くのに、紅葉の名所・寒霞渓(かんかけい)に行かないのは不思議」と言われたのですが、その分「さぬき夢気球フェスタ」に参加して気球にも乗れたので、まぁよしとしましょう。
でも寒霞渓以外は、しっかり小豆島らしいところを巡りました。
まず1日目、熱気球搭乗の後に訪れたのが、道の駅小豆島オリーブ公園。
オリーブと言えば地中海が本場というわけか、ギリシア風の建物がお出迎えです。
スタッフからオリーブの説明もありました。
オリーブの緑の実は、熟すにつれてだんだん黒くなっていくのですね。
オリーブオイルにするためには完熟した黒い実がよく、ちょうど秋はオリーブの実が熟す季節なのだとか。
オリーブ公園では、オリーブの木と紅葉を同時に見ることもできました。紅葉も見事です。
「幸せのオリーブ色のポスト」があったり、
古代ギリシアの「陶片追放(オストラキシモス)」で使用された投票片をモティーフにしたモニュメントもありました。
『魔女の宅急便』の舞台
しかしこれらより、もっと人気を集めている建物がありました。
それはギリシア風車。
この白い風車自体も、地中海の香りがしてとても素敵なのですが(実際、ギリシアにはこのような風車がありました)、人気の秘密は、ここが実写版の『魔女の宅急便』のロケ地だったこと。
『魔女の宅急便』というのは、ジブリのアニメ映画しか知らなかったのですが、2014年に実写版映画が制作され、そこそこヒットしたらしい(無知)。
というわけで、オリーブ公園の公式HPにもこのような写真がアップロードされていて、魔女人気は未だ衰えてはいないよう。
魔女のほうきもレンタルされており、コスプレしている強者グループもいるし、カップルや家族で一生懸命ジャンプしている微笑ましい光景もあちこちで見られました。
魔女になりきるコツは、こちらをご覧くださいね。
魔女になれなくても、風車をいろいろな角度から眺めて歩いているだけで、異国情緒を満喫することができました。
アテナと荒神さま
オリーブ公園には「オリーブ記念館」という建物があり、小豆島におけるオリーブ栽培の歴史を学んだり、土産物を購入することができました。
ギリシア神話では、オリーブは知恵や芸術、戦略の女神である処女神アテナのシンボル。
園内にもたくさんのアテナ像がありました(上の写真はオリーブ記念館内部のもの)。
でも面白いことに、オリーブ園には別の神様もいました。
それは「荒神さま」。竈(かまど)=台所の神様です。
荒神を祀った「荒神社」というのが、なぜか公園内にありました。
調べてみると、瀬戸内海地方には荒神信仰が盛んらしいとのこと。
屋内に祀られるタイプもありますが、この神社のように屋外に祀られるのは、山の神、氏神、集落の神、牛馬の守護神など、土着の神の性格を持っているようです。
この公園が造成されるとき、普通考えれば破壊されても仕方がない小さな神社なのですが、外来のオリーブ畑やギリシアの女神に注目が集まる中、小豆島固有の神々もしっかり彼らと共存しているなと思いました。
コメントを残す