2年前の4月に訪れたクラブツーリズムのバスツアー「京都を彩る7つの桜めぐり」は、今でも心に残っています。
目的地は、哲学の道、南禅寺、知恩院、植物園、半木の道(なからぎのみち)、平野神社、嵐山。それになんと、円山公園も加わって実質8カ所!
もちろん昼食もついて1人7,990円という、ありがたいツアーでした。
平安時代から桜の社として有名な平野神社
バスの車窓から鴨川茶店に別れを告げ、次の目的地である平野神社を目指します。
バス車内でおかきを頂き、大喜び。ランチタイムが早いから、すぐお腹が空きます。
道が渋滞してきたため、20分ほどかかって到着。40分間の自由散策となりました。
平安時代から桜で有名な神社だった(神紋も桜)というだけに、とにかくすごい人。
露店もびっしり! 改めて見ると、やっぱり花見は「密」になってしまいますね。
だんだん花曇りになってきましたが、人の数はあまり関係なさそうです。
この混雑の中で、「魁桜(さきがけざくら)」という、早咲きのしだれ桜がどこにあるのかわからないまま、いつの間にか通り過ぎてしまいました。
花見時の参拝は長蛇の列!
平野神社の主祭神は、桓武天皇の生母・渡来系氏族出身の高野新笠(たかののにいがさ)の祖神を、平城京から移したもので、その名も「今来神(いまきのかみ)」。渡来系の神なのかな?
皇太子守護の性格を持ち、源氏や平氏など、皇室から降下して臣下となった一族の氏神としても崇拝されているそうです。
他にも久度神(くどのかみ)=おくどさん(竈)の神、古開神(ふるあきのかみ)、比売神(ひめがみ)が祀られているのだとか。
昨年(平成30年=2018年)、台風21号の被害により拝殿が倒壊するなど被害を受けた平野神社(詳しくはこちらをご覧ください)は、再建工事を行っていたのですが
工事のフェンスで境内が狭くなった影響なのか、参拝客の行列がとても長い!
この行列に並ぶと、集合時間に間に合わないかもしれません。
八坂神社に引き続き、ここでも参拝を諦める羽目になりました。
花見だけじゃない! 平野神社の意外な見どころ
今度は授与所の方へ。こちらはまだ人が少なくて、桜色の絵馬やおみくじが結ばれていました。
とても美しくて春らしい!
開運桜湯羊羹セット(600円)をいただきました。これも今の季節らしくていいですね。
休憩所で見つけたポスター。気になったので近づいてみると
毎年4月10日に開催される桜花祭のポスターでした。今年はできるといいですね!
平野神社の御神木は、何故か桜ではなく
樹齢400年の樟(くす)というのも面白いです。
ご神木に手で触れながら反時計回りをすると、厄除けのご利益があるようです。知らなかったな。
そして一番興味が湧いたのが、霊石「すえひろがね」。
日本最大級の餅鉄(ベいてつ=川原や山中で発見される磁鉄鉱)で、重さ約200kg。一体なぜここにあるのか、とても不思議!
「授かる守」(800円)を購入して、ご神木前にある不思議な岩「すえひろがね」にくっつけて、石の力を授かることもできるそうです。今度買ってみようかな。
お花見露店もインターナショナル!
平野神社の広い境内には、所狭しと花見客相手の露店が立ち並んでいました。
桜そっちのけで盛り上がっている人々もいそうです。
外国人観光客も多いようで
メニューも多言語対応を目指しています。
あまり混雑するのも困るけれど、早く外国人も含め多くの人々が、自由にのびのびとお花見を楽しめる世の中に戻って欲しいですね。
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