2021年12月30日(木)、家族で冬の沖縄に行ってきました。
車を運転しない私達にとって、鉄道がない沖縄を移動する(しかも那覇から遠くへ)のは、なかなか大変。
でも車がなくても公共交通機関やタクシーがある! これを使って、沖縄の観光地として人気の高い海中道路を通って、果報バンタと呼ばれる絶景を目指します。
沖縄のバスではスイカ不可! 千円札を多めに用意しよう
今回私達は、那覇新都心として再開発が進むおもろまちのスーパーホテル那覇新都心に滞在しました。
ここから路線バスだけで、果報バンタに行くのはさすがに無理。海中道路に路線バスは走っておらず、その手前までバスに乗り、そこからタクシーを呼ぶことにしました。
まず、ホテルから一番近い真嘉比(まかび)というバス停へ。ここが「おもろまち(公募による町名変更 「おもろ」とは琉球の古い歌謡のこと)」になる前の地名だったのですね。
8:07に具志川バスセンター行きのバスに乗り、佐真下バス停(宜野湾市)で下車。所要時間は約20分で運賃は1人410円です。
沖縄のバスではスイカは利用できないことを、ここで知りました。2,000円札以上の高額紙幣の両替にも対応していないようで、手元に千円札が少ないと、車窓の景色を楽しむよりもバスの運賃表が気になります。
ぜひ沖縄のバスに乗る際は、千円札を多めに用意しておきましょう!
ちなみに沖縄の路線バスで使用できるICカードは、沖縄独自の「OKICA」のみです。
予期せぬ道路工事でバス迂回! 目的地に行くバスが減っていた
佐真下バス停で30分以上待ち、やっと目当てのバスが着たと思ったら、運転手に「道路工事のためこのバスはJA与那城前には停車しない」と言われました(詳しくはこちら)。
スマホアプリで現地のバス時刻表などは調べられるのですが、道路工事のことまでは、アプリに反映されません。予期せぬ展開にびっくり。
この日は曇っていておまけに風が強く、「冬でも沖縄だからきっと暖かいだろう」と薄着をしてきた私達は寒くてたまりません。ダウンジャケットを着てくれば良かったと、とても後悔。バス停の近くには、風よけになりそうなものもありません。冬の沖縄でも、ある程度の防寒対策は必要でした。
震えながら不安な気分でバスを待ち続ける姿は、まさに某TV局の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」。やっと来た前原線・屋慶名(やけな)バスターミナル行き9:06のバスに乗りました。
後半のバス旅はかなり長時間で、10:17にJA与那城前バス停到着。運賃は1人940円でした。
普天間、コザ、そして2000年に世界遺産に登録された勝連城(かつれんじょう)跡など、沖縄通でない私でも知っている地名のバス停を通り過ぎながらのバス旅は、なかなか楽しいものでした。
琉球歌謡集『おもろさうし』に、鎌倉にたとえられた勝連城。海外貿易でとても繁栄したそうです。今回は無理でしたが、ぜひ一度行ってみたいなと思いました。
余談:那覇バスターミナル発着なら直行便あり
帰りは私達は那覇バスターミナルを目指したので、JA与那城前から直行便がありました。
13:05にJA与那城前を発車して、那覇バスターミナル到着は15:05。2時間の路線バスの旅です。さすがにお尻が痛くなりました。
運賃は1人1,410円。時間はかかったけれど、タクシーでこの距離を移動することを考えると、かなり安くついたのではないでしょうか。
のんびりゆっくり路線バス旅というのも、なかなか面白いなと思いました。
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