鶴岡八幡宮本殿は撮影禁止
2021年3月初旬、鎌倉を訪れました。今回の旅の目的は、『鎌倉殿の13人』に登場する北条氏や鎌倉幕府に関係する場所に行ってみること。
鶴岡八幡宮で、実朝暗殺現場の大石段や公暁の大銀杏のひこばえを見学した後は、
大石段を登って本宮に参拝。
でも、鶴岡八幡宮本宮は、撮影禁止だったのです。知らなかった!
鶴岡八幡宮のHPによると、大石段の下で、真正面から撮影するといい写真が撮れるそう。ほかにも撮影スポットがたくさん紹介されていました。詳しくはこちらをご覧くださいね。
撮影はできなかったけれど、御朱印は頂くことができてよかったです(500円)。
静御前を偲ぶ舞殿
鶴岡八幡宮では、撮影禁止の本宮は上宮、大石段下の舞殿は下拝殿と呼ばれているそうです。
撮影禁止ではなかった舞殿は、しっかり撮影できました。
とても立派ですね! ここで鎌倉方に捕らえられた源義経の愛妾・静御前が、頼朝や政子など、居並ぶ鎌倉幕府要人たちの前で、幕府の敵である義経を慕う歌を歌い、舞を舞ったのかな?と思ったのですが、
当時はまだ「舞殿」という建物はなく、若宮社殿の回廊で彼女は舞ったそうです。でもその回廊跡地に、今の舞殿は建てられたので、建物のデザインは違うでしょうが、まさにこの場所!
神事が近々あるのか、舞殿の近くには楽器が置かれてしました。
自祓いで疫病退散!
私たちが訪れた時は、まだまだ新型コロナウィルスが猛威を振るっていた時期。
舞殿のそばでは、夏越の祓の時期でもないのに、茅の輪くぐりをやっていました。
不思議に思って近寄ってみると、疫病退散の自祓い所だったのです。なんとタイムリーな!
初穂料100円を払って私たちもやってみました。まず、人形(ひとがた)を箱から1つもらいます。
陰陽師・安倍晴明が使いそう! テンションが上がります。
次に茅の輪くぐり。正しい順番が書いてあるので、その通りにくぐります。何となく、蜜のありかを教えているミツバチがダンスをしているような感覚になりました。
その後、参拝して人形をこの赤い箱に収めて自祓いは完了!
狛犬たちもマスクをして頑張っているし、私たちも体調管理と感染拡大防止に頑張ろう!
時間があれば行きたかった場所いろいろ
今回の旅は、かなり行きたい場所が多く、その分1か所での滞在時間は短くなってしまいます。
鶴岡八幡宮でも、行けなかった場所がたくさんありました。
例えば、源平池の中の島に鎮座する旗上弁財天社。頼朝の旗揚げにちなみ、白旗がたくさん奉納されていました。境内には、「政子石」という、夫婦円満や良縁祈願の石もあるそうです。
また、上宮と呼ばれる本宮に対し、下宮と呼ばれる若宮にも行けませんでした(撮影もできず)。
そしてこれも後で知ったのですが、承久の乱で流罪となった後鳥羽上皇・土御門上皇・順徳上皇を祀った今宮もあったのです。
後鳥羽上皇の死後、彼の怨霊を鎮めるために1247年に建立されたのだとか。後鳥羽上皇が隠岐で崩御した1239年に、彗星の接近や大地震、白山の噴火など天変地異が起こったそうです。怨霊と結びつけたくなりますね。
パンフレット片手に、じっくり散策すれば、新しい発見も多そうです。今度はゆっくり訪れたい!
そして鶴岡八幡宮らしい、可愛い「鳩みくじ」も、ぜひ次回挑戦できるといいな。
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