2022年8月18日(木)、トラピックス日帰りツアー(京都発)に参加しました。ツアーの名称は
■京都府割■(JR京都駅集合)夏の風物詩鱧料理のご夕食と嵐山の鵜飼&嵯峨野トロッコ列車 日帰り
というもので、きょうと魅力再発見旅プロジェクトの対象コースです。
嵯峨野トロッコ列車では、カフェオレ色の保津川の激流に驚きながらも、青モミジに癒されながら、トロッコ嵯峨駅を目指します。
保津川橋梁 トロッコ鉄道生みの親の悲劇
列車は最初の停車駅、トロッコ保津峡駅に到着。
ここは吊り橋でしか出入りできない、秘境感満載の無人駅です。列車到着時には、カリヨンが美しく鳴り響きました。
駅を出てしばらく走ると、
保津川橋梁です。この橋は2代目ですが
1922(大正11)年、初代の保津川橋梁で国鉄山陰線脱線事故が起き、当時たまたまその列車に乗り合わせていた、京都鉄道(現在の嵯峨野トロッコ列車の路線)の創設者・田中源太郎(亀岡出身)も、保津川に転落して亡くなったのだとか。
トロッコ亀岡駅に、彼の肖像画がありました。大河ドラマ『八重の桜』の主人公・新島八重の兄である山本覚馬に師事し、京都経済の発展に尽くした人でした。
そんな事故が二度と起こりませんように。
JR山陰線の下り線路を走るトロッコ列車
保津川橋梁を渡ると
進行方向右側に、保津川が見えるようになりました。
そのため、左側にある私たちの座席からはこんな感じで見えます。
これでも十分美しいですね。
船でしかアクセスできない、星のや京都が見えてきました。高級旅館だ!
トロッコ嵐山駅です。名所旧跡が多いため、降りる人もいました。
ホームが非常に短く、1号車・2号車はトンネルの中で停止します。3号車以降でないとドアは開きません。
そしてJR山陰本線の下り列車が、駅に隣接する小倉山トンネルを通過するのを待って、トロッコ列車はJR山陰本線の下り線路に入っていきました。
車掌さんの説明で初めて知ってびっくり! このトロッコ列車は上り列車なのですが、下りの線路を走るとは! だんだんJRの線路に近づいてきました。
JRの線路上を走っています。単線のため廃止された旧山陰線区間が今のトロッコ列車になっていて、トロッコ列車を運営する嵯峨野観光鉄道もJR西日本の子会社だからできることですね。
懐かしのディーゼル機関車
やがて竹林が見え、沿線には建物の姿が増えてきました。
もうすぐ終点のトロッコ嵯峨駅ですね。
17:04にトロッコ嵯峨駅到着。
トロッコ亀岡駅では撮影できなかった機関車も、何とか撮影できました。
ディーゼル機関車です! 非電化路線だと改めて実感。今ではだんだん少なくなりつつありますね。
上り列車(トロッコ嵯峨行)では機関車が先頭ですが、下り列車(トロッコ亀岡行)でも、機関車はこの場所。どちらの駅にも、機関車を付け替える設備がないためです。
そのためトロッコ亀岡駅では、先頭車両は1号車でした。1号車から、ディーゼル機関車が遠隔制御できるそう。
わずか34分の乗車時間できたが、とても面白かったです。眺めのいい場所での徐行運転や一時停止、軽快なアナウンスなど観光列車ならではのサービスで楽しめました。
以前乗車した時は、外国人観光客でいっぱいでしたが、また以前の賑わいが早く戻るといいですね。
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