2022年10月15日(土)から、1泊2日で奈良県各地を訪れました。宇陀市にあるたまご肌美人の湯 美榛苑(みはるえん)で1泊し、16日(日)朝、近鉄で薬師寺参拝やランチなどを終えた私たち。
憧れの近鉄観光特急「あおによし」
今回の旅の最後の目的は、近鉄観光特急「あおによし」に乗ること。
始発は奈良駅です。昨日乗った「ひのとり」(大阪難波と名古屋を結ぶ最新鋭の特急)は、メタリックな外見でしたが
「ひのとり」は、観光に特化しておらず、ビジネス客も利用するためこのような雰囲気。
一方「あおによし」は、観光に特化しているので、外見も内装も優雅です。
花模様は正倉院宝物にも使われていた、天平文様をイメージしたもの。紫色は「冠位十二階」でも最上位とされた色です。そして随所に金色が使用されていて、高級感満点。
上の写真は3~4名グループ専用の2号車サロンシートです。コンパートメントほど個室っぽくはないですが、4名ずつ専用空間が確保されています。サロンシートは4両編成の「あおによし」の中では、この2号車だけ。
1・3・4号車はツインシートになります。上の写真のように斜めになっている椅子の列と
向かい合わせになっている椅子の列がありました。
「ひのとり」の椅子とはまた違った座り心地のいい椅子で、窓からの景色をゆったり見ることができるようになっています。
もちろん、電源も
Wi-Fiも完備されていました。
高級感あふれる車内限定スイーツ
今回は、行きの「ひのとり」の時とは違い、始発の奈良駅から終点の京都駅まで乗車するので、少し時間に余裕もありました。
そのため夫が、2号車の様子を見に行き、ついでに販売カウンターでバターサンドとコーヒーのセット(1,000円)を買ってきてくれました。
高いけれど、高級感のある箱。この時はもったいなくて食べられず
自宅に戻ってから開けると、中はこんな感じでした。レーズンバターサンドの表面に、金箔が!
もちろんとても美味しく頂くことができました。
このカードは、販売カウンターで無料でもらえる記念乗車証。列車前面中央にあるエンブレムは、正倉院御物などにも使用されている「吉祥文様 花喰鳥(きっしょうもんよう はなくいどり)」だそうです。
裏面には、奈良の都の繁栄を詠んだ有名な和歌。列車の名前もこの和歌からですね。
奈良から京都 35分間の優雅な旅
「あおによし」は大阪難波・奈良・京都を直通で結ぶ観光特急。
この日は奈良から京都まで乗車したのですが、初めて乗車するコースでした。
やはり車窓の見どころは、平城宮跡。第一次大極殿院の南門(大極門)が整備復元され、東楼も復元工事中です。
大和西大寺駅を出ると、近鉄丹波橋駅まで止まりません。車窓は穏やかな田園風景が続きます。
あっという間に京都駅に到着。あまり近鉄特急に乗ることがないのですが(有料なので)、やはり早い! 奈良から京都まで、わずか35分でした。
ちなみに料金は、通常運賃640円に加え、特急料金520円と特別車両料金210円で、合計1,370円でした。いつか奈良から難波行の「あおによし」に乗れたらいいな。
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