大阪府の寺院だけれど、アクセスが難しい
2022年11月10日(木)、大阪府和泉市に位置する西国三十三所観音霊場第四番札所・槙尾山施福寺(まきおさんせふくじ)を訪れました。
西国三十三所観音霊場巡りは大学生の時、京都の清水寺からスタートしたのですが、アクセスが難しい寺院も複数あってなかなか苦労しました。
今回訪れた施福寺は大阪府の寺院なのですが、「大阪府にあるから簡単だろう」と思っていると大間違い。必ず下調べをしていきましょう。
鉄道むすめのキャラクターたちがずらりと並ぶ泉北高速鉄道終点・和泉中央駅(まずここまでが遠かった)バス乗り場から
南海バス(槙尾山口行き)に乗り、槙尾中学校前で下車。JR阪和線の和泉府中駅からもこのバスに乗ることができますが、バス乗車時間が20分ほど長くなり、時間によっては渋滞に巻き込まれる可能性もあります。なお、ついつい「槙尾山口」まで行ってしまいたくなりますが、バス停から寺院まではかなり遠回りになるので(徒歩1時間半ほど)お勧めしません。
槙尾中学校前からは「オレンジバス(槙尾山ルート)」というバスに乗りました。
公式HPには
オレンジバスに乗る為には和泉中央駅発(南海バス)の時刻表を確認する必要があります。
平日と祝祭日で違いますので、納経所 0725-92-2332 にお電話ください。
と書かれています。
ネット上にも時刻表はありますが、心配なので素直に電話して教えてもらいました。1本逃すと大変そうです。
なお、運賃1人300円は乗車時に支払います。まとめて複数人数分払うのはOKですが、現金のみでお釣りの用意はありません。困っている方もおられました。注意してください(帰りの分も300円は確保しておきましょう)
ミカン畑が続く道を通り抜け(「オレンジバス」の意味がよくわかりました)
終点の槇尾山へ。山登りの前に、必ず帰りのバスの時刻は調べておきましょう。
急坂&石段を登って仁王門へ
いよいよここから、山登り。自家用車で来る人たちも、ここから車道がないので山登りです。
私は自宅から登山用のポールを持ってきたのですが、
バス停近くの土産物屋にも(帰りに何か購入する必要はありそうですが)杖が用意されていました。
写真ではなだらかな坂に見えるかもしれませんが、いきなりかなりの急坂がお出迎え。
夏場はきっと大汗かいて大変だと思います。紅葉狩り感覚で秋に行くのがいいかも。
5分ほど歩くと、仁王門が見えてきました。豊臣秀頼によって再建されたと知ってびっくり。
仁王様も彩色が残っていてきれいなのですが
門にたくさん、わらじがぶら下がっているのに気が付きました。願掛けの手作りわらじだそうです。
ここにも杖がたくさん置かれていました。ここで杖を借りるのもいいかも知れません。
山道はここからが本番! ひたすら山登り
仁王門をくぐったら、境内はもうすぐ!と思った私は甘かった。
ここからが本格的な山道です。
ポールを持ってきてよかったと、つくづく思いました。
弘法大師が20歳の時ここで得度し、剃髪したという愛染堂。弘法大師は16歳からこの山で仏教を学んでいたそうです。きっと軽々山道を登っていたのでしょう。
愛染堂を過ぎても、まだまだ階段は続きます。
空海の髪が祀られているという御髪堂。
更に階段を上り、ようやく本堂に到着。やはり30分ほどかかりました。
山道を頑張って登ったご褒美のように、境内には美しく紅葉した木々がありました。
いよいよ本堂参拝なのですが、内部はなんと撮影OKだったのです(珍しい)。本堂内部の様子などは次回をどうかお楽しみに。
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