箕面駅から勝尾寺まで、徒歩で約2時間 ワンウェイ観光周遊バスもあり
北摂山系に位置する大阪府箕面(みのお)市の箕面山には、箕面大滝やいくつもの寺院がありますが、
西国三十三所観音霊場の第23番札所である勝尾寺も、とても有名な寺院です。
阪急箕面駅から箕面大滝までが大体徒歩で1時間くらい。箕面大滝から勝尾寺までも徒歩で1時間くらいなので、所々で休憩しながら歩くには、いいハイキングコースになります。
私たちは山を登る準備はしていなかったので、楽そうな車道をひたすら歩きましたが(車に注意!)、山道(一部東海自然歩道)を歩くコースもありました。
ところで2023年7月から、「箕面滝道ワンウェイバス」が土日祝日限定で、運行されているのだとか(2024年3月10日まで)。
阪急箕面駅、箕面大滝(大日駐車場)、勝尾寺を結ぶ1日乗り放題のシャトルバスで、乗車券(大人2,000円、子供1,000円)には400円分のクーポン付。バスも1時間に1~2台来るというので、お得に効率よく観光できそう。時間のない時に検討してみるのもいいかもしれません。
勝尾寺の「勝ちだるま」 相手に勝つのではなく、弱い自分の心に勝とう
やっと到着した勝尾寺は
紅葉の名所としても知られています。この時は9月末で、紅葉にはまだ早かったのですが、
山門の朱色が木々の緑によく映えています。
そして境内のあちこちにあったのが、この小さな可愛いだるま。
参道脇の棚にもびっしり! よく見ると目が2つ入っているので、願いがかなった人々が御礼に奉納したのですね。ここは「勝ちだるま奉納棚」と呼ばれる場所で、願いがかなった人がこれだけいるのだな、とご利益のすごさがよくわかりました。
石灯籠の上にもミニだるまが置かれています。
この土地の鎮守の神を祀る鎮守堂の格子にも、行儀よく整然と並んでいます。フィギュアの陳列棚みたい。これは「だるまみくじ」のだるまかな?
ご本尊の十一面千手観世音菩薩にも参拝しました。その横にあるのが、勝ちだるまを購入した人が、願い事を記入する場所。ちゃんと作法があるのです。詳しくはこちらをご覧ください。
勝尾寺の名前は、住職の祈祷が清和天皇の病に勝ったことから名付けられていますが、現代では「相手に勝つ」のではなく、自分の弱い心に打ち勝つために勝ちだるまを授与しているのだとか。
勝つためには何が必要かをよく考え、自分と向き合い、1日1日を全力で過ごすというのはなかなかいいことですね。
勝尾寺の境内は面白い!
勝尾寺の境内は広く、予想以上に楽しめました。
これは本堂前の線香立て。なかなか面白いデザインでした。香炉を支えているのは誰かな?
本堂のあたりは見晴らしもよく、ここにも可愛いだるまが並んでいました。
よく見ると、だるまは1つ1つ顔が違うようで、皆、なかなか味わい深いお顔立ち。
境内の庭園を見ながら山を下り
弁天社にも参拝。夏や紅葉の季節になると、ライトアップもあるそうです。
帰りは勝尾寺バス停から阪急バス(千里中央行)を利用しました。平日は1日に3往復、土日祝は6往復なので、待ち時間がかなりあるかもしれません。「箕面滝道ワンウェイバス」で箕面駅まで行ける選択肢が増えるのは、やはり便利。
ちなみに来年(2024年)春には、北大阪線急行が延伸され、箕面に新しい駅ができるそうです。そうなれば、勝尾寺へのアクセスももっとよくなるかもしれませんね!
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