秋の奥能登旅3  珠洲タクシーの車窓から見た、地震の被害

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タクシー2時間コースの目的地決定! 聖域の岬と禄剛崎

2023年10月26日(木)、大阪駅7:00発サンダーバード3号で金沢へ向かい、金沢駅西口から北陸奥能登バスの珠洲特急線に乗って最初の目的地・珠洲(すず)市へ。

秋の奥能登旅2  北陸奥能登バス珠洲特急線に乗って、すずなり館前へ

2023年11月9日

秋の奥能登旅1  北陸奥能登バス珠洲特急線に乗るため金沢駅へ!

2023年11月8日

到着したのは、バスの終着駅・すずなり館前です。のと鉄道(旧国鉄)能登線(穴水駅~蛸水駅)の珠洲駅跡地に建設された「道の駅すずなり」内にあるので、バス停もあるし

タクシー乗り場もあるのですが、14:00になっても、予約していたスズ交通のタクシーが来てくれない!

会社は目の前にあります。電話したら、何やらお取込み中みたい。タクシーの台数が少なくて困っているのかな?待つことしばし、ようやく来てくれました。今回お願いしていたのは、2時間コース。

輪島へ向かうバスに乗り遅れると困るので、運転手さんと相談して、目的地は2か所にしました。聖域の岬と禄剛崎(ろっこうさき)。平時忠やその一族の墓も珠洲市にあるというので行ってみたかったのですが、

方向が違うようで、2時間コースでは難しいとのこと。今回は泣く泣く断念です。

運転手さんに教えてもらった地震の被害

やはり珠洲市と言えば、今年(2023年)5月5日発生した地震において震度6強を観測し、被害も大きかったというニュース(死者1名、重傷者2名、継承者44名)が気になります。運転手さんに尋ねると、ご自宅も被害を受けたものの復旧工事が間に合わず(大工さんの数が足りない)、屋根瓦や土壁の復旧は年を越すとのこと。

バスで通ってきた大きな道沿いには、特に変わった様子の家もなく、復旧工事はほぼ終わりつつあるのかなと思っていたのですが、最初の目的地である聖域の岬へ向かう途中

偶然、屋根が大きく崩れた建物の前を通りかかり、慌ててシャッターを切りました。運転手さんのお話では、この建物は住居ではなく、作業場として建てられていて、中にいた人はケガで済んだとのこと。

これだけ損壊した建物を今まで実際に見たことなく、地震の恐ろしさをいまさらながら思い知りました。

珠洲市では2021年9月16日にマグニチュード5.1(最大震度5弱)の地震、2022年6月19日にはマグニチュード5.4(最大震度6弱)が起きるなど、地震が続いていたのです。

2時間コースの帰り道、このような場所も通りました。能登地方は珪藻土の産地として名高いのですが

建物の崩壊(全壊34棟、半壊200棟、一部破損681棟)だけでなく、珪藻土層からなる岩盤斜面の崩壊も起きています。

珪藻土は、珠洲市の特産品である珠洲焼や七輪(切り出し七輪)の材料として産業を支えているのですが、崩落しやすいのでしょうか。

すずなり館には、七輪だけでなく珪藻土で作られた土産物コーナーもありました。被災された業者さんも復興に向けて努力されているようです。詳しくはこちらをご覧くださいね。

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