高低差223mを一気に上がる妙見の森ケーブル
2023年11月19日(日)、今まで行ったことのなかった能勢(のせ)妙見山に行くことにしました。
妙見山への入口である能勢電鉄の妙見口駅は、自宅から1時間半ほど。でも、そこから歩いて20分ほどの妙見の森ケーブル黒川駅には、長蛇の列ができていました。
12月3日(日)、能勢電鉄が運営する複合施設妙見の森が営業を終了するのに伴い、妙見の森ケーブルや妙見の森リフトも廃止されるため、せめて一度は乗ろうと思ってこの日訪れたのですが、天気がいいため、同じことを考えていた人がたくさんいたようです。
30分ほど待って、やっと乗れた、妙見の森ケーブル2号車の「ときめき」。
車内はかなりの混雑でしたが、何とか最後尾の窓がよく見える場所に立つことができました。
出発です。黒川駅の駅員さんが、手を振ってくれました。
あっという間に駅が小さくなりましたが、乗車を待つ人々の列は見ることができました。
まるでスキージャンプ台にいるような感覚。最も急な勾配で23°だそうです。山の景色もよく見えました。
1号車の「ほほえみ」とすれ違います。
「ほほえみ」は黒川駅へ下りていきます。
山上駅までは、距離にすると約600m、
時間にして約5分の空の旅でした。
乗り応えのあった妙見の森リフト
ケーブル山上駅から、5分ほど歩くと
妙見の森リフトのふれあい広場駅。ふれあい広場には、地下171mから湧き出したナチュラルミネラルウォーター「妙見の水」が汲める場所があったり、
バーベキューテラスがあったりするのですが、12月3日(日)ですべて営業終了。この場所は、この後どうなってしまうのかな? 廃墟になってしまうのでしょうか? ちょっと心配。
リフト乗り場です。戦前はこのリフトの場所にケーブルカーが走っていたそうですが、「不要不急線」として撤去され(鉄材などを軍需品に再利用したのでしょう)、戦後、能勢電鉄によって再整備される際、建設費などを考慮してリフトになったとか。
リフトの長さは573mと、妙見の森ケーブルとそんなに違わないですが、妙見山駅までの所要時間は12分と、ケーブルの倍以上ありました。
だからなかなか乗り応えがあるのです。
私たちは上りしか利用しなかったので、時折見える紅葉を楽しむくらいでしたが、下りで利用した方が、大阪平野や大阪湾の眺望が楽しめるのではと思います。
幸い、終着の妙見山駅近くにちょっとした展望台があり、大阪平野や大阪湾を望むことはできました。
案内板によると、関西国際空港まで見えるらしいのですが、この日は少し雲があって、それらしき姿を見ることはできませんでした。でも西宮市にある甲山や、大阪湾にそびえるコスモタワーは見ることができてよかったです。
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