徒歩での下山ルートがわからない
2023年11月19日(日)、今まで行ったことのなかった能勢(のせ)妙見山に行くことにしました。
何とか参拝を終え、行きは妙見の森ケーブル&リフトに乗りました。下りくらいは自分の足で歩こうと思ったのですが、
下りの道が、イマイチわかりにくかったのです。
そのうち「初谷渓谷コース 妙見口駅へ」という看板を見つけました。妙見山の入口近く?にあった看板では(確かこんな感じ)割となだらかなコースのような印象がありました。
道標を信じて、車道をひたすら歩きます。妙見口駅とは少し進む方向が違っているようにも思ったのですが
そのうち山道に出ました。万が一けがをしたら、119通報の際に伝えるコース名とポイントを表示した看板もありました。そんな事態が起きませんように。
初谷渓谷コースに挑戦!
いよいよ本格的な山道になってきました。
下りの山道は楽、と思われがちですが、実は私にとっては、上りと同じくらいハードです。
足場の悪い、大きな石だらけの道が続き、誰も歩いていないので、本当にこの道でいいのか、時々心配になりました。
長女は頻繁にグーグルマップで道を確認するのですが、この道はグーグルマップにもない道! 先日行った青森県の奥入瀬渓谷よりも、秘境感満載です。まさか大阪府内に、こんな秘境があったとは。
(実は人里近くになると、グーグルマップに載っていました)
まぁ、傍らに小さな川(初谷川)が流れているので、この川に沿って行けば絶対そのうち人里に出るだろうとは思っていたのですが、あまりに人の気配がなくて、まるで『指輪物語』の旅のシーンのよう。
おまけに何度も道が途中で消え、泣く泣く飛び石を渡るなどして渓流を渡らねばならないことも、何度もありました。後でネットで調べると、
・「大阪みどりの100選」らしい水と緑の豊かなハイキング道。とか ・初谷渓谷コースの後半は初谷川を何度も渡ります。飛び石や流木を利用した天然の橋があったりなかったり…濡れた石で滑らないように注意して渡ってください。 と書かれていました。
事前にこれを知っていたら、絶対この道は選びません。バランス感覚が悪いので、飛び石は本当に怖いのです。絶対初級者コースじゃないはず! 崖のような道から落ちかけたり、川を渡るときに足を踏み外して川に落ちそうになるなど、何度も泣きそうになりました。
途中に人工構造物(山崩れ防止の砂防堰堤)があったり
人の姿を見るとホッとします。お弁当を食べたり、焚火してアウトドアクッキングしている人もいました。
下りでもこんなに大変なのに、これから山登る!という雰囲気で歩いている人々を見ると、なんて偉いんだろうと本当に尊敬。このコースで妙見山まで2時間ほどかかるそうです。
人里についてほっと一息
だんだん下ってくると、案内板も増えてきます。NHK連続テレビ小説『らんまん』で紹介された
キツネノカミソリが、この初谷渓谷でも生えているそうです。どんな花なのか、実際に見てみたいな。
コースの終着点に到着し、人家や畑を見ると、まるで今まで歩いてきた秘境から別世界に来た気分。
このハウスのような場所で、オオムラサキが飼育されているようです。
妙見口駅への道標もありました!
運動神経とバランス感覚が悪いシニアには、本当に大変だった初谷渓谷コースでした。もし下るとしたらどのコースがいいのかな? 能勢電鉄のハイキングコース紹介サイトに、もう少し情報があるといいなと思いました。
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