清和源氏の祖・源満仲を祀る多田神社参拝記1  「源氏発祥の地」に行くなら第一日曜日

スポンサーリンク



川西市と深いつながりのある「源満仲」

私たちは兵庫県の阪神地域に住んでいるので、時折兵庫県川西市を訪れることがあります。

川西の中心部は、JR川西池田駅と阪急川西能勢口駅。2つの駅は少し離れているのですが、高架の歩行者専用通路で結ばれています。その通路を歩いていると、目につくのが立派な騎馬像。通路には「源満仲(みなもとのみつなか)公像」とだけ、書かれています。

でも説明書きがない。そして私たちの通路からは、残念ながら、顔が見えないのです。一体どんな顔をしているのかわからないまま、今まで通り過ぎていました。

実はこの源満仲は、あの源頼朝に代表される清和源氏の祖とされる人物。そして彼は部下(郎党)と共に、川西で暮らしました。今でも川西には「川西市みつなかホール」や「清和源氏まつり」などがあり、源氏発祥の地であることを感じさせます。

2024年5月26日(日)、今まで気になっていたけれどなかなか行けなかった、源満仲が本拠とした川西市の多田にある多田神社(祭神は源満仲ら5人の源氏の武将)に参拝する機会がありましたので、その様子をご紹介します。

元々は寺院だった多田神社

多田神社の最寄り駅は、能勢電鉄の多田駅です(阪急川西能勢口駅で乗り換え)。

能勢電鉄の駅名標はいいデザインが多いのですが、多田駅も、多田神社と(源氏らしき)騎馬武者が描かれていて、とても素敵。

多田駅からは、西に向かって歩いて15分ほど。時折、猪名川(いながわ)を見ながら住宅地を歩きます。清和源氏発祥の地にある神社なのだから、門前町のような飲食店や土産物屋があるのかと思っていたら、全くないので驚きました。

そして見えてきた多田神社東門。でもなんとなく、神社とは違う雰囲気。神社ってもっと開放的なはずなのに、塀があって、なんだかお寺の門に似ているな、と思っていたら

実はこの神社は元々、源満仲が建立した天台宗の寺院(法華三昧寺 通称多田院)でした。後に真言律宗となるも、明治の神仏分離令で神社になったという歴史があったのです。

毎月第一日曜日は「多田の市」

ところで東門の石段に立っていたのは、毎月第一日曜日開催の「多田の市」の幟。2023年6月から始まった定期市だそうです。私たちはもう1週間待っていれば、「多田の市」も見学できたと知って、ちょっと悲しい。

ここでしか買えない、ご祈祷済の朔日菓子「かちだま」(川西特産のイチジクを使ったお菓子)もあります。清和源氏の祖・源満仲らを祀る多田神社は、「勝運」のご利益が特に有名なので、「勝ち」にあやかるお菓子として、人気があるそうです。

また多田神社では、毎月1日からこの多田の市までの間、月毎に図柄が変わる限定のご朱印が授与されるのだとか。

私たちのように、「思い立ったら吉日」と天気のいい日にふらりと出かけるのもいいですが、「多田の市」開催に合わせて参拝するのも面白くてお得かもしれませんね。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です