偶然入った静かなお寺の境内に、なぜか激安マッサージ店が!
2024年5月2日(木)、初めてタイの古都チェンマイ旧市街を訪れた私たちは、「チェンマイで最も格式が高い寺院」とガイドブック(『地球の歩き方』)に載っていたワット・プラ・シンを観光後、近くのアカ・アマ・プラシン(東京神楽坂にも進出したカフェ「アカ・アマ・コーヒー」の2号店)という素敵なカフェで一休み。
次はどこへ行こうかと、中心部(東)に向かって歩いて行くと、小さな寺院がありました。
ワット・プラ・シンのように寺院の前にソンテウ(乗合タクシー)が停まっていることもなく、境内にも観光客の姿はありません。でも建物は、かなり立派に思えました。
この大きな木は菩提樹(お釈迦様がこの木の下で、悟りを開いた)のようです。
この菩提樹の左側に、なんとマッサージ店があったのです。お寺の境内にマッサージ店というのも珍しいと思ったのですが、料金表を見てびっくり!
タイ式マッサージが1時間120バーツ! 日本円で1時間約480円です。マッサージ好きの長女の強い希望もあり、お寺でのマッサージ1時間を体験してみることに。どうやらチェンマイ市内の一般的なマッサージ店の半額以下という激安店みたい。
人気店のため客も多く、この時は20分ほど待つようです。その間に、お寺の境内を散策しました。
待ち時間にお寺見学
調べてみると、この寺院はワット・シークートという寺院。アカ・アマ・プラシンから徒歩1分です。
もちろん、『地球の歩き方』には載っていません。チェンマイは、日本の京都や奈良のように街中の至る場所に寺院があり、ガイドブックに載っていないこの寺院も、いい佇まいでした。
これはサーラーと呼ばれる壁のない建物。タイの寺院によくある建物で、休憩所や仏像の礼拝に利用されているそうです。
これは本堂かな? サーラーも本堂も、妻飾りなど屋根の装飾が美しい。
20分という割と短い待ち時間だし(小心者なので5分前集合)、拝観料の心配もあって、今回本堂の中には入りませんでしたが、もし中に入ったら、素敵な仏様との出会いがあったかもしれません。
おしゃべりしながらでも、腕は確かなマッサージ師
いよいよタイ古式マッサージ体験です。17年前に足つぼマッサージは経験したのですが、全身は初めて。
店内にはマットレスがずらりと並べられ、タイ式マッサージを頼んだ私たちは、店内の空いたマットレスへ。首や足だけのマッサージだと、屋外の椅子で施術を受けるようです。後で知ったのですが、グーグルマップにも紹介されていました。
個室や更衣室はなく、私はスカートだったのですが、その上から、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』で、シータが飛行船で着用したドーラ船長の衣装(カボチャパンツ)のような施術着を着用。
マッサージしてくれたのは、やや年配の女性で、日本語はおろか英語もほとんど話せません。でもなんとなくコミュニケーションは取れました。足つぼはかなり効いたけれど(少し痛い)、股関節が硬くて曲げられないと判断すると、無理な動きはやめてくれました。肩や腕、手のひらなどはとても気持ちが良くて大満足。
面白かったのは、施術者同士(おばさん達)が、世間話?をしながらマッサージをしていたこと。手のひらだけでなく、肘や膝、足などを使って施術するのはかなり重労働だと思うのですが、とても明るい(ゆるい)感じで、楽しそうにマッサージしてくれました。
マッサージは、施術者の技量に大きく影響されると思うのですが、今回はいい人にあたってラッキーでした。
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