女人禁制のお堂と、存在に気付かなかった本堂
2024年5月2日(木)、初めてタイの古都チェンマイ旧市街を訪れた私たちは、旧市街地中心部にある宿Little Bear’s Homeで、突然のスコールが止むのを待ってから
旧市街の南エリアにある、ワット・チェーディルアンに向かいました。ホテルからは、徒歩で10分足らずです。
ガイドブック『地球の歩き方』によると、最初に訪れたワット・プラ・シンと並ぶ、格式の高い寺院なのだとか。
寺院に到着した時は、もう夕方の6時前。ガイドブックによると、22:00(夜10時)まで観光可能ということで、境内には入れたのですが
建物の扉は、夕方なので閉ざされていると思っていました。ところが後で調べてみると、入口を入ってすぐにあるこのお堂は、女人禁制らしいのです。これならいつでも閉ざされているのかも。
後で分かったのですが、本堂は、このきらびやかな妻飾りのある建物のようです。ガイドブックによると、この寺院もワット・プラ・シン同様、入場料が50バーツ必要な寺院。お堂の中に入る人を見かけなかったので、私たちはここが本堂だとは気が付かず、入場料は節約できました。でも見どころの1つである、巨大仏像を見逃してしまいました。こんなのばかりです。
崩れかけていても迫力ある巨大な仏塔
さて、この寺院の名称「ワット・チェーディールアン」とは、「大きい仏塔の寺院」という意味。「ワット」は寺院、「チェーディー」が仏塔。そして「ルアン」は、タイ北部の方言で「大きい」という意味なのだとか。
つまりこの寺院の最大のポイントは、巨大な仏塔なのでした。
タイなど東南アジアの仏塔と言えば、部分的に金色(ワット・チェーディールアンの仏塔など)
もしくは全体が金色(この翌日に訪れたワット・ドイステープの仏塔など)というイメージですが、この寺院の仏塔は、古代マヤ遺跡のピラミッドを思い起こさせる、とても印象深いものでした。仏教の宇宙観に登場する、世界の中心にそびえる高山=須弥山(しゅみせん)のイメージ。
この寺院の創建当初(15世紀)には、仏塔は高さ82mでしたが(チェンマイ最大の仏塔)、1545年の地震で半壊。
でもそれがかえって、とても神秘的な印象を与えていました。階段には龍(ナーガ)の装飾もあります。
境内には、水鉢に蓮の花も植えてあり、仏教の国らしくてよかったです。
夜間にはライトアップも!
さて、この翌日の夜、ナイトマーケットの帰りにこの寺院の前を通りかかったのですが、
前日の夕方とはまた違う雰囲気でした。
前日夕方には、境内に入るだけなら無料だったのですが、なんとなく入場料が必要な雰囲気。
時間も遅いし、入場料を払うのももったいないので、そのまま通り過ぎましたが、ちらりとライトアップされた仏塔が見えました。
昼の仏塔とはまた違った、幻想的な雰囲気。毎日ライトアップされているかどうかはわからなかったのですが、偶然見ることができて、とてもラッキーでした。
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