大原野神社鯉沢池と「そば切りこごろ」
2024年6月22日(土)、紫陽花が見頃の、京都市西京区にある善峯寺(よしみねでら)に参拝し、せっかく普段行かない洛西に来たのだから、近くの寺社も行ってみようと、十輪寺(じゅうりんじ)にも立ち寄った私たち。
更に歩いて大原野神社にも立ち寄ったので、
当初の予定時間を大幅に超過してしまいました。かなり歩いてお腹もペコペコ。
大原野神社の境内には「鯉沢池(こいさわのいけ)」という、スイレンが咲く美しい池があり(御朱印と一緒に頂いたパンフレットによると、クロード・モネの「睡蓮の池と日本の橋」に似た光景。恋多=こいさわの池として恋愛祈願スポットになっているそうです)
池のほとりに、「そば切りこごろ」という手打ちそばの店。
店内もきれいだったので、昼食をここで摂りました。私も夫もお腹が空いていたので
細切りそばの大盛(1,330円)を注文。暖かいそば茶も頂いて、とてもほっこりできました。
バス停が遠い! バスの便が少ない!
さて、お腹がいっぱいになると、帰りのバスの便が気になります。
実はパンフレットにはバスの時刻表が載っている!と思ったのですが、よく見ると
全然使い物にならない!(怒) でも少ないのはわかります。阪急バスは1時間1本程度で、しかもバス停はここから徒歩10分くらいかかるとのこと(南春日町バス停)。善峯寺より不便です。店からバス停まで歩いていたら、とてもバスの時間に間に合いそうにありません。
バス停で1時間近くも待つのは嫌なので、夫の提案で、大原野神社ちかくの正法寺に行ってみることにしました。
「鳥獣の石庭」が美しい正法寺
正法寺は、大原野神社の向いにある、真言宗の寺院。
唐から戒律を伝えた鑑真和上の高弟が、奈良時代後期に創建しました。境内には全国から集められた巨岩や名石があり、通称「石の寺」と呼ばれているそうです。
拝観料は大人300円。本堂や書院、春日不動堂など見どころが多いのですが、残念ながら堂内は撮影禁止。
でも一番の見どころ「鳥獣の石庭」は、なかなか面白かったです。
庭の石が、色々な動物に見立てられているのがユニーク。
大きな石の橋のすぐ向こうにある石は、リス(頭と尻尾が別の石)奥の茶色い大きな石はゾウです。
これはペンギン。なかなか可愛いです。お寺の庭にペンギンがいるのは、もしかしたら正法寺だけかも。
枝垂れ桜の下の茶色い大きな石は、「ふくがえる」。一部桜の葉に隠れていますが、確かに大きな蛙に見えます!
御朱印も頂きました(300円)。
バス停まであと一息! 阪急バスと京都市営バスがあった
無事に参拝を終え
バス停「南春日町」を目指します。
仁徳天皇を祀る樫本神社前の、分かれ道に注意してくださいね。民家の間の道を進みます。
やっとたどり着いたバス停には、阪急バスの他、京都市営バスもありました(時刻表はこちら)。
驚いたのは、クマ目撃情報の貼り紙があったこと。2年前ですが、京都でもクマがいると知ってびっくり!
幸いクマに遭うこともなく、京都市営バスで阪急洛西口駅へ。バスでも30分。歩けば1時間10分ほどかかります。バスのありがたみをつくづく実感しました。
観光客であふれる京都市の東山や北山、そして嵯峨野嵐山周辺とは違って、まだまだ素朴な風景が広がり、観光客も少ない洛西方面。自家用車がない場合、アクセスが悪いのが難点ですが、見どころの多い寺社が点在し、行ってよかったと思いました。
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