初めての伊吹山登山  西登山道で念願の高山植物に出逢う!

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見晴らしは悪いけれど、涼しい山道をゆく

2024年8月17日(土)、滋賀県と岐阜県の間にそびえる伊吹山を、初めて訪れました。今年で開通60周年の伊吹山ドライブウェイを、伊吹山登山バスに乗って走り、9合目にある山頂駐車場に楽々到着。

米原駅から伊吹山登山バスに乗ってみた  初めて通った伊吹山ドライブウェイ 

2024年8月25日

ここから西登山道を歩いて、伊吹山の山頂を目指します。9合目の駐車場は標高1,260mの場所にあるらしく、やはり涼しい! 20℃前後の快適な気温です。

しかも山頂の天気は霧という表示。山頂へ向かう道もこんな感じで、眺めは全く期待できません。

登山道を歩いてすぐ、風に乗って鹿の匂いがしてきました。奈良以外で、鹿の匂いなんて嗅いだことがないのですが、人間にわかるくらい、近くにいるということでしょう(姿は見えませんでしたが)。

伊吹山で増えすぎて、貴重な高山植物なども大量に食べてしまい、土砂崩れの原因を作ったとされている鹿。こんなに人の多い登山道近くにもいるということは、やはり鹿の数が多いのかな。

砂利道に悩まされながらも、高山植物に出逢えた!

私たちが歩いた西登山道は、山頂まで片道1km(約40分)。

伊吹山ドライブウェイの公式HPによると、伊吹山に3本ある登山道の中では道幅もあり、傾斜も緩やかで比較的歩きやすく、入り口付近からお花を見ながらゆったりと散策を楽しめるとあるのですが、

とにかく砂利道に苦しめられました。砂利と言っても細かい砂利ではなく、拳大~頭大の石が敷かれているため、足元が不安定になります。ただでさえバランス感覚の悪い私には、この道はなかなかハードでした。靴底の厚いトレッキングシューズを履いていたのが、せめてもの救いです。小さい子供たちが、身軽にひょいひょいと通り過ぎていくのを、うらやましく見ていました(大変だったので、登山道の写真は撮れていません)。

それでも頑張って登っていくと、遠くに黄色い花が咲いているのが見えたり(キオン?)

行きのバスの中で見たビデオで紹介されていた、サラシナショウマの群落を見つけたり。

サラシナショウマは、伊吹山に秋の訪れを告げるという植物。白い小花が、穂のようになって青空に(この時だけ晴れました)に映えます。

さらに進むと、マルバダケブキらしき群落。

そして夫が見たかった、シモツケソウの群落!

シモツケソウは残念ながらもうピークは過ぎたようで、写真のようなピンク色ではなかったのですが

霧の中、遠くに咲き誇る群落は、なかなか神秘的でした。

策の近くに咲いていたコオニユリ(こっち向いて!)や

紫色が美しいルリトラノオも、自然に生えているのを見たのは初めて。

ちなみにシモツケソウの茎や花からは、鎮痛作用を持つ物質が抽出され、これがアスピリンの原料になっているとか。伊吹山は「薬草の山」としても有名ですが、私たちが意識せず見逃している植物にも、色々な薬効があるのかもしれませんね。

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