フィリピン入国には、eTravel登録が必須!
2024年8月21日(水)~26日(月)、フィリピンを訪れる機会がありました。
私たちを苦しめたのが、13年前にはなかったeTravelの申請。コロナ禍の2022年12月、フィリピン政府が導入したWebシステムで、フィリピンへの渡航予定者が、事前に渡航情報や健康状態を申告します(登録は無料)。フィリピンに入国する場合、国籍を問わず全員登録せねばなりませんが(諸外国の外交官とその扶養家族、外国要人、外国政府職員向け9eビザ所持者、外交、公用・サービス旅券所持者は除く)、これが今まで記入してきた(13年前なので記憶はないけれど)「出入国カード」の代わりになるようです。
日本政府も2022年11月から、入国手続(入国審査・税関申告)用WebサービスのVisit Japan Webをスタートさせていますが(登録は無料)、日本はまだ任意。私もまだ登録していません。
eTravelはどこで登録する? 詐欺サイトもあるので注意!
まず、登録するサイトに注意しなければならないと、つくづく思いました。
私たちは、夫が探してくれた公式サイトから登録したのですが、私たちより用心深いはずの長女が(仕事で疲れていたのかな?)、「eTravel申請したけどまだ完了してない。クレジットカードを登録させられた」と連絡してきたのでびっくり! eTravel申請は無料なのに、どうしたのかなと尋ねてみると、
eTravelで検索して、一番最初に出てきたサイトで申請作業をしたことがわかりました。実はこのサイト、仲介業者のサイトなのです。長女の話では、審査に1日かかるので早く登録したかったら、支払いが発生するのだとか。
これって詐欺じゃないのかな? 個人情報やカード情報を登録しているからとても心配になり、とりあえず業者をキャンセル(問い合わせフォームからキャンセル)して、正規サイトから登録するように伝えました。
実際、在フィリピン日本国大使館から、eTravel登録について、料金を徴収する詐欺サイトへの注意喚起が出ています(詳しくはこちら)。
翌日また連絡が来て、正規サイトで写真を撮ったりサインしたり、アカウント登録したのに、QRコードがまだ届いていないとのこと。これもおかしい。私たちは登録完了したら、すぐにQRコードが表示されたのに。
アプリから登録するより、緑色のボタンでWebサイトから登録が便利
LINEで送られてきた彼女のスマホ画面の写真を見ると、どうやら正規サイトにはたどり着いたものの
「Click here to Sign in」という緑色のボタンをクリックせず、App Storeから「eGovPH app」というアプリをダウンロードしたようです。このアプリは主にフィリピン国民が対象で(頻繁にフィリピンを訪れるなら便利)、観光で入国の場合は、Webサイト(緑のボタン)からの申請の方がいいみたい。
長女が「登録した」と思ったのは、eTravelではなく、eGovPH appのアカウント登録が完了したということだったのです。このアプリの下の段一番左にある「Travel」というボタンから、改めてeTravel申請をして初めて完了。
長女はここからはスムーズに登録できたようですが、実は私たち夫婦は、この登録にかなり苦戦しました。登録する場合の注意点や、実際に入国した際の状況などはまた次回ご紹介します。お楽しみに。
コメントを残す