スイミング・プールの地下部への入場は予約制
2024年9月28日(土)、今日は金沢旅行2日目です。前夜合流した長女と3人で、金沢駅近くにあるゲストハウス・金澤屋昭和町から、この日最初の目的地である金沢21世紀美術館へ向かいました。
実はこの美術館は、12年前に訪れたことがあるのですが、その時の記憶が「スイミング・プールを見た」しかないという情けなさ。
でもこの美術館の目玉だし、長女は初めての来館なので、やはりプールは外せない。
美術館の野外展示を見た後、建物の中に入り(入口の大きな木は、エンリケ・オリヴェイラ作「死の海」というアート)、チケット購入。特別展もコレクション展も鑑賞できるチケット(大人1,200円×2、シニア1,000円)を購入しました(3人で3,400円)。
ところがこの時知ったのですが、見たかったスイミング・プールの地下部分は予約制。慌てて長女に発券機で予約してもらい、何とか13:00から鑑賞できることになりました(チケットがあれば再入場可能)。
チケットもスイミング・プールも、WEBで申し込む方法もあります(割引料金有。詳しくはこちら)。コロナ禍の2021年7月から予約制が導入され、現在も「良好な観覧環境で鑑賞できるよう」予約制が維持されているそうです。12年前よりも、断然人気が出てきたということなのでしょう。
インスタ映えとストーリー性
私たちは全く現代アートのことをよく知らないのですが、面白いなと思ったものがいくつかありました。
まず、若い人に大人気らしいラビットチェア。コインロッカーの近くにありました。
円形のガラス張りの建物(昨日訪れた石川県立図書館によく似てる)から見える一面の芝生をバックに、かわいいウサギの耳がついた椅子は、とても可愛い。まさに「インスタ映え」。これもアートなのかな。
そして私が度肝を抜かれたのが、「コレクション展」最初の展示室にあった、この作品。「ダプンタ・ヒャン:知識の伝播」というタイトルでした。
とにかく大きい! カメラのファインダーに収まらない!
部屋いっぱいに鎮座している、このオブジェは何だろう? 「舟」かな?
でも、積み重ねられた本(しかも黄色い蜜蠟?が、かかってる)は、何を意味しているのかな?
この舟は、籐(とう)を糸で結んだり、蜜蝋で固めたりして作られています。まさに「舟を編む」です! これを全部、1人で編み上げたのかな? とにかくすごい!
見ているだけでもすごかったのですが、展示室横の廊下では、作者(シンガポール生まれのアーティスト ザイ・クーニン)のインタビュー映像が放映されており、この作品は「海の民」との出会いから、イスラム化する前の古代マレーの歴史に思いを馳せたものと知りました。
このインタビューを見た後に、改めて作品を見ると、今までとは違った視点から作品を見て、考えることができました。なかなか見飽きない作品です。
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