万博を控えた関空で「ファストトラベル」を体感
2024年10月10日(木)~14日(月)、ベトナムのLCC(格安航空会社)ベトジェットエア(通称ベトジェット)を利用して、関空からベトナムのハノイへ向かいます。いろいろ前評判が心配でしたが、無事にチェックインを済ませることができました。
今回驚いたのが、関空での手荷物検査がかなりスムーズになっていたこと。
以前は(今年8月にフィリピンに行った時も)パソコンやタブレットを荷物から出すよう指示があったのですが(これが結構な手間)、今回はジッパー付き袋に入れた液体しか出さずに済んだので大助かり。
国際線出発口が、e-gate(自動化ゲート)になっていたのも驚き。以前は係員が、1人1人目視で確認していたのですが、バーコード読み取りに替わっていました、しかもゲートがものすごくたくさんある!
一体いつ変わったのかなと思って後で調べてみると、9月3日に国際線保安検査場が新しくなったようです。
それもこれも、インバウンドでの外国人観光客の増加と、来年開催される大阪・関西万博での外国人客を見込んでのことですが(たくさん来てくれるかな?)、スムーズに検査が受けられるのはいいことです!
搭乗まで少し余裕もあり、国際線出発エリアのファミリーマートで、お茶やおにぎりを購入(LCCなので、機内食がつかない)。久々に、ウィングシャトルにも乗れました。
9:20発のベトジェット939便。
どうやら定時出発なので、一安心です。
狭い座席と機内食の二重価格
機内に入ってみると、ベトナム人乗客が若干多め。平日にもかかわらず、ほぼ満員でした。
私たちが搭乗した時には、すでに座席近くの荷物棚はどこもいっぱい。座席と座席の間もかなり狭いので(シートポケットにペットボトルを入れたら、膝が窮屈!)
座席の下に荷物を置くのも一苦労という、LCCあるあるです。ただ、トイレに行ってわかったのですが、機内前方の3列ほどはビジネスクラスのようなアップグレード席で、そこはシートも上質そうで座席の幅もゆったり。最前列は空席だったので、トイレの順番待ちの乗客が座ることができました。
ベトジェットは、離着陸時の撮影が禁止されているとのこと。ちょっとがっかりでしたが、私の座席は3列シートの真ん中で、行きも帰りも窓際には見知らぬ男性が座っていたので、どのみち撮影はできません。
機内エンタメも何もないので、本やスマホ(もしくはタブレット)に保存している動画や音楽が必要だと思います。
機内誌(ない座席もある)や、機内食のメニューなどを見るのもなかなか面白く、夫も最初は軽食を注文するつもりだったのですが、
値段が二種類あるのに気が付きました。「DOM」と「ITL」の文字が付いているのですが、一体なんだろう? 並と大盛? 梅と松? 意味が解らずしばらく考えていましたが、パンフレットの左上に、「DOM」は「Domestic price(国内線価格)」「INL」は「International price(国際線価格)」と説明書き。ハノイ到着後に国内線としての業務がある場合、メニューを二種類作ってフライトの前に差し替えるより、最初から二重価格にしておいた方が、確かに効率的! 頭いいかも!
でも国内線と比べて1.7倍ほどという価格設定には、さすがに夫も割高感を感じて、注文するのはやめてしまいました。ちなみにざっくりですが、この写真のメニューの場合、国内線だと約720円ですが、国際線だと約1,200円でした。
機内に流れる曲が印象的
関空からハノイまでは、約5時間40分。本を読んだりうとうとしたり、夫と話したり、ハノイ旅行のプランを考えたりしているうちに、ほぼ定刻通りにハノイのノイバイ国際空港に到着。
降機の時に流れていた曲が、「Hello Vietnam」という、在外ベトナム系二世の心情を歌った哀切な歌でした。特にサビの部分が印象的で、世界的なヒットとなった曲だというのもうなづけました。ベトジェットを利用して一番の収穫だったかもしれません。
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