出口から人の流れに逆行して、ホー・チ・ミンの家へ
2024年10月12日(土)。ハノイ滞在3日目です。
この日はまず、ハノイ観光名所ランキング上位に常に入っている、ホー・チ・ミン廟へ徒歩で行きました。
ホー・チ・ミン廟の中で彼の遺体に対面した後(この写真は廟の裏側)、
持ち込み禁止で預けさせられたカメラを引き取り
同じく持ち込み禁止で、嫌々預けざるを得なかった水のペットボトルを
出口の前で引き取りました。ほぼ全ての人が、ここから敷地外に出ていくのですが、夫がどうしても、ホー・チ・ミンの家に行きたいと言ったので、ここから人の流れに逆行。
衛兵さんに道を尋ねたら、そちらには行けないと冷たくあしらわれたので、監視の目をかいくぐって、無事にホー・チ・ミンの家に到着しました。
洋風の大統領府と4年間暮らした住居
ここは入場料が必要で、1人4万ドン(約240円)。それでも多くのベトナム人観光客を中心に、賑わっていました。厳粛な雰囲気で規制も多かった霊廟と比べると、ホッとできる空間でもあります。
この黄色い洋館は、Presidential Palace(大統領府)。もと植民地時代の仏領インドシナ総督の邸宅で、1954年から1969年に亡くなるまで、ホー・チ・ミンがここで執務をしていたとか。
ホー・チ・ミンの業績を紹介する建物もありました。
さらに進むと、1954年から1958年まで、ホーチミンが暮らした住居と執務室がありました。
寝室は見逃したのですが、こちらは食堂。意外と質素な内部です。誰と食事していたのかな?(SPと?) 後で調べたところ、生涯独身だったのですね。
こじんまりしていますが、仕事がはかどりそうな執務室。1966年に、日越友好協会が訪問した際のお土産・日本人形が飾られています。
こちらは別館の、ホー・チ・ミンが実際に乗っていた自動車。私たちはよく見なかったのですが、旧ソ連やフランスの高級車が3台展示されていました。
建物の周囲には、大きな池。
ホー・チ・ミンが鯉に餌をやっていた写真がありましたが、今もたくさんの鯉がいました。
高床式2階建ての質素な家
さらに進むと、1958年から亡くなる1969年まで、ホー・チ・ミンが暮らした高床式風2階建ての家があります。こちらは先ほどまで見てきた黄色い外観ではなく(なぜ黄色?)、ベトナムの伝統的な技法とフランスのモダンな様式が組み合わされていました。こちらの方が落ち着けるので、私は好きです。
1階は、来客を迎えたりミーティングルームとして使用されていました。
壁がなく、大きなテーブルセットや長椅子、金魚の水槽がありました。金魚も飼っていたのかな?
そして2階に上がると、彼が晩年に暮らしていた様子が、よくわかります。
ここでもどうやら、寝室を見逃したようですが
書斎らしき部屋を2つ、見学できました。
権力者とは思えない、質素な造りです。実際、彼は腐敗や汚職とは無縁の人物だったようで、個人崇拝の対象となるのも嫌がっていたとか。今の状況をどう思っているかな。
日本語オーディオガイド(5万ドン=約300円)を借りなかったため、見逃したところも多々ありましたが、自分たちのペースで、好きなように見学できて良かったです。
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