800年の長きにわたって王城だったタンロン
2024年10月12日(土)。この日はハノイ滞在3日目です。
私たちはまず、ホアンキエム湖近くのサンラインホテルからホー・チ・ミン廟、そしてホー・チ・ミンの家まで徒歩移動し、
次に、世界遺産のタンロン遺跡まで徒歩で移動しました。
昨日訪れたハロン湾が世界遺産だというのは知っていたのですが、
ハノイ市内にも世界遺産があるとは、想像もしていませんでした。後で調べると、タンロンとは「昇龍」という意味で、ハノイの旧称でした。ハロン湾のハロンは「下龍」=龍が降り立つ場所でしたが、それと対をなす言葉みたいですね。ともあれハノイは、龍と縁の深い場所だったのでした。
中国の支配を退けた李太祖(リー・タイトー)が1010年に都をハノイに移し(写真は昨日撮影した彼の銅像)、宮城(旧ハノイ城)を創建。その後王朝は後退するも、ハノイは1805年まで都であり続けたのです。京都みたいですね。
2002年、新国会議事堂の建設にあたって行われた発掘調査によって、ベトナム歴代王朝の壮大な遺構が明らかになり、2010年に世界文化遺産に登録されました。
ドアン門(端門)の楼閣に登ってみよう
世界遺産なので、ここは入場料が必要です。『地球の歩き方』には3万ドンとありましたが、1人7万ドン(約420円)だったので、皆びっくり! 大幅値上げです。
鴬張りになっている?チケット売り場を出て、ゲートを通ると
龍や鯉(金魚ではないと思う)があしらわれたモニュメントや、ランタンが吊るされた道。
その向こうには、立派な城門。これこそ城壁の正門です。
所々についている、赤い花は、ベトナムの国花・蓮の花。
楼閣の上に通じる階段の上にも飾られていました。ここはいい撮影スポットのようです。
近くで撮影すると、こんな感じ。作り物でも、色鮮やかで美しいです。
楼閣からの眺め。よく見ると中央にあるのは、ホー・チ・ミン廟に行く前に見た国旗掲揚塔。実はこの塔も、旧ハノイ城の監視塔として建てられており、世界遺産なのだとか。
ドアン門の裏手には、発掘現場の展示もありました。
タンロン遺跡は伝統衣装がよく似合う
ドアン門だけでなく、タンロン遺跡の広い敷地内では、色々な場所で記念撮影する人々の姿がありました。
アオザイ姿の人も混じった女性の集団。
この集団も、撮影場所を探しているような感じ。皆、素敵なアオザイ姿です。写真を撮ってもらいたくなる気持ちもわかる!
こちらは、宮廷衣装かな? 清王朝の服に似ています。まるで映画の1シーンのよう。
遺跡内には、貸衣裳屋もありました。豪華なコスチュームを着てみたい!という想いは、万国共通ですね。
こんな歴史的な建物を背景に、昔の宮廷衣装など着てみたら、絶対映えると思います。
遺跡内には、色々建物もあったのですが、歩き疲れてきた私たちは見学はパス。行き交う観光客を見ているのも、なかなか面白かったです。
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