「横たわるエッフェル塔」ロンビエン橋
2024年10月13日(日)。ハノイ滞在もあっという間に最終日の4日目です。荷物をホテルに預け、チェックアウト後の旧市街散策に出発した私たちは、エッグコーヒー発祥の店カフェ・ザンで、伝統のエッグコーヒーを飲んだ後、夫の行きたかったロンビエン橋に向かいました。
ロンビエン(「龍編」=「龍が躍る」)橋は、長さ約1,700mの鉄道橋。
架橋されたのは、フランス植民地時代の1902年で、当時は世界で2番目の長さを誇っていたそうです。
120年以上経った橋なので、鉄さびの部分など、かなり時代を感じます。鉄道橋として建設されたのですが、鉄道は1日数回しか通らず(私たちは、見る機会はありませんでした)、替わりにバイクがひっきりなしに通っていました(車は通行禁止)。
エッフェル塔を横にしたようだとも言われ、組み合わされた鉄骨は、近代建築独特の美しさ。
歩いて近くから橋を見るのもいいけれど、離れた場所から、橋の全体図を見るのもいいかもしれませんね。
古い橋の為か、歩道が歩きにくかったのが残念でした。
台風の被害? 河川敷の家と中州のバナナ島
ロンビエン橋は、長さ約1,700m。対岸まで行って、また帰ってこようとすると、それだけで約3,400mの距離を歩かなければなりません。この後も徒歩での街歩きを予定しているため、あまり長時間歩き続けるわけにはいかず、半分くらいまで、橋を渡ることにしました。
頑張って歩き始めたのですが、なかなかホン川(紅河)が見えてきません。
河川敷に建つ家々です。かなりぼろぼろの家で、私たちは驚いてしまったのですが
もしかしたらこれは、今年の9月7日にベトナムを襲ったスーパー台風「ヤギ」で被害を受けた
この辺りの水上生活者たちの、急ごしらえの仮設住宅なのかもしれません(あくまで推測です)。
河川敷を過ぎると、次に見えてきたのは、かなり大きな中州の島。
バナナ・アイランドという名前らしく、
バナナ畑らしき畑があったり
橋から下りられる階段があって、カフェもあったりと、人々の生活の場になっているようです。ここも台風の被害があったのではと、心配になりました。
川の水は茶色だった
ところで、橋の下を流れるホン川ですが、
河川敷とバナナ島の間を流れている川は、こんな感じでした。川の水が茶色です。私たちの滞在中に大雨が降ったわけではないので、普段からこんな色なのでしょうか。もしかしたら、茶色の川だから、「紅河」(ホン川)という名前なのかな?
ホン川では豪華クルーズも2年前に始まったとネットで知りましたが(詳しくはこちら)、この日は川には、船は1艘も見かけませんでした。これもスーパー台風の影響でしょうか。
だんだん対岸のビル群がはっきり見えてきたところで、タイムアップ。ホン川の広さを、肌で感じることができました。
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