朝の小町通り
2024年11月4日(月)、鎌倉を初めて訪れる義弟をご案内しました。天気も良く、絶好の行楽日和!
夫とプランを相談した結果、やはり最初は、鎌倉のシンボル・鶴岡八幡宮にご案内するのがいいだろうということになりました。
JR鎌倉駅から、小町通りを歩きます。
昼間はごった返す小町通りも、まだお店が開いていない時間は、とても静か。
スムーズに通りの出口にある「鉄(くろがね)の井」まで歩けました。
ここを東に曲がると、鶴岡八幡宮三の鳥居です。
鎌倉殿ゆかりの鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮は元々、源頼義(頼朝の5代前の先祖)が、由比ガ浜に創建したのが始まりで、やがて初代鎌倉殿(鎌倉幕府将軍)の源頼朝が、この地に移したもの。
源頼朝は、鶴岡八幡宮を篤く崇敬し、鎌倉幕府や東国武士社会の精神的支柱としました。
頼朝やその妻・北条政子の前で、静御前が恋人である源義経(頼朝にとっては謀反人)を慕う歌を歌いながら、舞を舞ったのもこの舞殿。
三代目の鎌倉殿となった源実朝が、甥の公暁(ドラマでは「こうぎょう」)に暗殺されたのも、この鶴岡八幡宮本宮へ向かう大石段。
公暁が隠れていたという伝説が残る銀杏は、2010年の台風で倒壊してしまいましたが、ひこばえや、移植された幹から再び立派に育っていました。
本宮楼門に掲げられた「八幡宮」の「八」の文字は、八幡神の使いである2羽の鳩で表現されているとのことですが
初めて見ると、なかなか鳩に見えない! 翼が見えにくいので、蛇やツチノコと間違えてしまいそう。本宮には七五三参りの正装した子供たちもちらほらいて、外国人観光客は大喜びでした。
個人的には、11月なのにコロナ禍がまだ収まっていないせいか、茅の輪がまだあって
「セルフお祓い」ができるようになっており、私たちもやっておきました。
段葛とその周辺
鶴岡八幡宮から鎌倉駅へ戻るときには、正式の参道である若宮大路中央にある「段葛(だんかずら)」と呼ばれる、車道より一段高い道をご案内しました。
道の両側には桜が植えられているのですが、すでに葉が一枚もないのにびっくり! 家の近所にある桜は、12月初旬が紅葉のピークで、まだまだ散っていないというのに。関東は、冬の訪れが早いのかな?
段葛の終点には、二の鳥居。狛犬も立派でした。
段葛は、二代将軍頼家を懐妊した北条政子の安産を願って、北条時政ら御家人らが自ら土石を運搬して築いたと言われますが、
何度も改修されているので、鎌倉時代の面影は、今はなさそう。
段葛の東側には、なぜかシャーロックホームズや、19世紀ロンドンにありそうなアイテムが!
そして西側には、鎌倉土産の定番・鳩サブレーを扱う豊島(としま)屋。
私たちも入ってみました。鳩サブレーは大きな缶に入っているから、持ち運びにくいかなと思っていたら、袋入りタイプもあって、即購入。10枚入りで1,350円でした。
鳩サブレーの形をした手鏡もあって(しかも軽量化達成とか)、久々に訪れたのですが、日々進化しているんだなと感心させられました。
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