立派な和風旅館・對僊閣
2024年11月4日(月)、鎌倉を初めて訪れる義弟をご案内しました。鎌倉のシンボル・鶴岡八幡宮の参拝を済ませ、段葛を歩いたり豊島(としま)屋で鳩サブレーを購入した後、「鎌倉 無心庵」というカフェで休憩した私たちは、鎌倉のもう一つの名所・鎌倉大仏と長谷寺を参拝。
次の目的地は、江ノ電(江ノ島電鉄)に乗ること。義弟の強い希望です。長谷寺から、江ノ電の長谷駅までは、徒歩5分ほどです.
途中長谷寺の参道で見た、「對僊閣(たいせんかく)」という和風旅館が、なかなか古風で印象的でした。
看板の文字からしてすごい! なかなか読めません。第一意味が解らない。どうやら漢詩から名前をとったようです。
関東大震災後に建てられた旅館なので、100年ほど前の建物。客室は全て2階で、2階の高欄(こうらん)が設けられた窓などは、とても印象的。水戸黄門一行みたいな江戸時代の旅人が、ひょいと窓から顔をのぞかせても、全く違和感がなさそうな建物でした。
初めて見た鎌倉の海
長谷寺で鎌倉の美しい海を見ていたら、やはり海に行きたくなりました。鎌倉の海は、私たちも初めてです。
長谷駅からさらに南(坂ノ下)へ進むと、美しい海が広がっています。
これはウィンドサーフィンかな?
ヨットやウィンドサーフィン、SUP(サップ=スタンドアップパドルボード)を楽しんでいる人、
波打ち際を散歩している人など、絵に描いたような湘南海岸の景色! サザンの音楽が似合いそう。
歴史ある大仏や長谷寺と、最新流行のマリンスポーツを楽しめる海岸が、同じ地域に同居している長谷地区は、なかなか素敵な場所でした。
大混雑の江ノ電 関西人には嬉しいポスターも
私たちは、長谷駅から江ノ電に乗って、腰越駅へ移動。
江ノ電は、VISAカードタッチ決済でも乗車できて便利でした。
ただ、周囲に観光地が多い長谷駅は、年間を通じて非常に込み合う駅であり、
この日もとても多くの乗降客がありました。
この人たち、全員乗れるのかな?と心配になります。何とか全員乗れたものの、座ることはできず、人が多くて窓の景色もあまり見えません。
写真も撮影できませんでしたが、評判通り多くの観光客が写真撮影していた「鎌倉高校前1号踏切」は、辛うじて見ることができました。
個人的に面白かったのは、このポスター。江ノ電と京都を走る路面電車の嵐電(らんでん=京福電気鉄道嵐山本線・北野線)が姉妹鉄道だと知りました。
ポスターで京都(上・大角地大沢池)と鎌倉(下・腰越海岸)の景色を見比べることができて、なかなか面白かったです。
京都もそうですが、江ノ電の混雑も、周辺住民の方々にとっては大変そう。観光とオーバーツーリズムの問題を、改めて考えさせられてしまいました。
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